@d_tettu blog

メディアとかウェブとかネコとかそこらへん。たまに日記。

大阪住民投票の結果を受けて盛り上がるTwitterを僕らは止められない

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https://twitter.com/_karu_pisu_/status/599946109801238528





東新宿でタイ料理が食べたくなったら、高コスパの「トンタイ」一択

暑い季節にはシンハー・ビール。軽めののどごしが素敵。というわけで低コストでメシも美味いと評判のタイ居酒屋「トンタイ」に行ってきた。

入り口がなかなかパンチのある雰囲気で非常によろしい。「豊かな暮らし」なんて最果ての出来事のようなこのたたずまい、うらぶれた雑居ビルの一角にあるような空気感が好ましい。手の届かない無理した豊かさよりも等身大の場末感を求めたい。

シンハー・ビールが1杯600円、なぜか3本頼むと1本おまけで出てくるというサービス精神。キャンペーンだったってさ。軽めのビールに合わせてピリ辛の料理なんかを頼むと、これがまた美味い。

お腹にたまらないだけに、パクパクとつついてしまう。そこらへんの居酒屋なんかで食べる唐揚げとは全然違う。何が違うか。全部だよ。

箸休めのような存在であるパッタイだけれども、トンタイではほんの少しだけ辛味がかっていて、それがかえって食欲をそそる。

どんな料理でも存在感が薄く、「まあなくてもいいよね」的な存在であるもやしも、このパッタイに添えられては意味合いが変わってくる。麺の柔らかさともやしのシャキッと感の相性が素敵。

牛肉のナンプラー炒めも一応サラダというジャンルにカテゴライズされてはいるが(どこがだ)、なんとも東南アジア風の辛さで箸が止まらない。これは辛いのが苦手だとちょっと避けたほうが良いかもしれない。

ナンプラーの香りが結構強めなのだけど、これがまたかつて旅をしたタイの屋台を思い出させてくれる。バンコクの暑い風にあてられて食すご飯は最高に美味かった。何度か男性にせまられた危機も今となっては良い思い出だ(海外に出かけると週に1度はそういう危機が訪れる。危険な男なのだ)。

他にもパクパクとお腹がふくれるまで食べて、一人あたり3000円ほど。や、安い。宣伝ではない。

東新宿に位置するだけに新宿駅からはややアクセスには難があるが、この暑い季節にちょっと歩くくらい、ちょうどよい気分転換になるのではなかろうか。夜風にあてられて酔いをさます、まだ辛味の残る舌先が少しずついつもの感覚を取り戻していく。あなたが思えば東新宿だってバンコクの旧市街地だ。イメージは僕らをほんの少しだけ素敵なところへ届けてくれる。


帰りは新宿駅近くの「昴」に寄ってみる。1980年代の雰囲気を残す良いお店だった。

「豊かな暮らし」は自分なりの模索と好みの構築を繰り返すことにあって、誰かの「豊かさ」をトレースするのなんてくだらないなーなんてふと思う。それは僕らが嫌うコピペじゃないか。「Ctrl+C、Ctrl+V…」。

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日本・世界地図を読み込むと意外と面白い


ふらっと立ち寄った書店で世界地図が置いてあった。それ自体は特に珍しいものでもないのだけど、何となく手にとって読んでみるとなぜか止まらなくなってしまった。地図を眺めるなんていつ以来だろうと、暫くその地名や道路を表す白線を眺めていた。


朝日新聞出版が販売しているそれは思ったより高額ではない。1400円+税。うん買いやすい。教科書なんてもうちょっと高かった気がする。

自宅に持ち帰って読んでいると色んなところに気付かされるなー。

城下町を活かして作られた市街地

札幌


札幌の街がどのように形成されているのか、歩いたことは何度かしかないが、とても綺麗に作られていることが分かる。

歪な曲線がそれほど多くなく、さっぽろ駅と大通公園を中心に、道路が主に直線だけで街を形作っている。

名古屋


こちら、名古屋も似たような作りだ。徳川家康が築城した名古屋城、その城下町は戦災で大半が失われてしまったようだが、その基板となる町割りは今でも残されていることがうかがえる。

戦災復興土地区画整理事業においては、名古屋城下町の特徴である碁盤割の町割りが踏襲され、現在の市街地に活かされている。
名古屋市の歴史的資産

京都


「碁盤割」でよく話に出てくる京都。地図を眺めるとそのカタチが「碁盤」というよりは、どこか短冊のように細長いものであることが分かる。
その背景には秀吉公の時代に行われた「天正の地割(じわり)」にあるという。へー。

天下を統一した秀吉は京都を発展させるため様々な事業に取り組んだ。一つが「天正の地割(じわり)」だ。京の街は8世紀の平安京以来、一辺120メートルの正方形を基本とし、街並みは通りに面して形成されていった。建物は通りに面している方が便利なので、通りに接していない中心部には空き地が増える。

 戦乱が終わった京では人口が増加傾向にあった。秀吉は空き地を住宅や商店に有効活用しようと、正方形を縦に分割する南北の道を敷いた。これが短冊形の街区が多い理由だ。
京都「碁盤の目」、多くは短冊形?(謎解きクルーズ) :日本経済新聞

広島


広島も同様に「碁盤割」の名残がみえる。街を流れる川がその街並みを多少なりとも歪めているが、広島城の築城を基板に都市づくりがされたため、当時の面影が「碁盤割」として残されているようだ。

原爆による未曾有の被害により街が壊滅したイメージが強すぎるため、他の都市と比べて江戸時代の痕跡が少ないと誤解されがちです。確かに建造物などの文化財は中心部には残されていませんが、街の区画や道路などについては、戦後大がかりな都市改造がそれほど多くなかったこともあり、逆に意外と昔の街の区画・道路などが残されています。
卓話時間 - 広島中央ロータリークラブ

東京はちょっと違う

一方、東京には「碁盤割」の面影をみることはない。


どちらかというと放射線状だ。有楽町~東側あたりに「碁盤割」を感じなくもないが、全体としてみるとそうでもないみたい。へーこんなふうに違うんだ、と思っていたら、どうやらその背景には関東大震災、空襲などによる破壊があったらしい。

関東大震災後の帝都復興事業が施行された中心部を除く大部分が、基盤整備が行われないまま広域に乱開発された。この東京大空襲直後、市域周辺部に円環状に生成された木造密集市街地を木密リングと呼ぶ。
architecture WORKSHOP | PROFILE

町割りにみる歴史もなかなか面白いものね。

海外都市も「碁盤割」か「放射線状」か分かれる

インド


インドのデリーなんかだと完全に放射線状になっている。中心にある「コンノート・プレイス」とやらは1929年に建設が開始された、経済、商業、ビジネス、ショッピングの中心的なエリアらしい。

というかむしろ幾何学模様か。街並みは分からんが、少なくとも町割りは素敵。

「コンノート」の由来は英領時代の名残、ヴィクトリア女王の三男であるコンノート公爵からきているようで、街作りの思想もそのあたりに起因するのかなあと邪推。

イギリス


ロンドンをみてみると、そこまでキレイな放射線状になっているかというとそうでもないが、ヴィクトリア女王が生まれたというケンジントン宮殿周辺は、少なくともキレイな町割りというわけでもない。

あまり攻めこまれたこともないからか、日本のように「ぶち壊されたからキレイに碁盤割にしようぜ」みたいなこともなかったのかもしれない(はるか昔、フランスなんかは海を渡れずに攻め込むことができなかった)。

どちらかというとアムステルダムの方がキレイな放射線状だ。ちょっとした美しさがある。

オランダ

アムステルダム駅、ダム広場を中心として整った区画割りがされている。というか教会が中心なのか?しかしキレイねえ。

また、同様にモスクワもなかなか良い感じに放射線状だ。かの有名な「赤の広場」あたりを中心に伸びた白線が、歴史を感じさせる。

ロシア

もともとはイヴァン3世が、居城の前の市街地を広場として整理させたことに由来するという。

このように見ていくと、欧州の町割りはどこか思想・権力集中のような構図を思い起こさせる。「教えてgoo!」の回答ではあるが、以下の様な捉え方がしっくりきたのだれどもどうなんだろう。

僕の記憶では、思想的・宗教的象徴を中心に配置して、そこから放射状に街路を配置することで、中心への帰属意識が高まると同時に集まりやすい。さらに同心円状に街路を配置することで、目線として行き止まりをつくり、こぢんまりとした小さい生活集合体意識を持たせる、確かこのようなものだったと記憶しています。
碁盤の町と放射の町 - 地理 | 教えて!goo

なるほどなあ。そういう考え方もあるのかもしれない。

逆に、新大陸であるアメリカは放射線状ではなく碁盤のような町割りになっている。

アメリカ



比較的歴史の浅い国では、どちらかというと実益を優先したように見える町割りがされたのかもしれない。

それだけじゃない世界地図

そんな都市部の町割りの話だけではなくて、だらだら世界地図を見ていても改めて気付かされる点もいっぱいある。
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アフリカ大陸のチャドという国には「ンジャメナ」なんていう地名がある…!

しりとりをした時に相手が「ん」で終わっても続けられる。

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南極大陸には漢字のあてがわれた地名もちらほら見受けられる。なんだろうこれ。永田山…。古地磁気学の先駆者である永田武さんの名をとってつけられたらしい

南極周辺にも同様に、日本名の島を見つけた。
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十月革命島。ロシアの十月革命に起源があるようで、実際にそうみたい。本来の名前はオクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ島というらしい。長すぎたから日本名で表記しているのかな?

ウクライナなんて地名に傾向がありすぎる。

ドニプロペトロフスク、クレフンチュク、ドニプロジェルジンシュク、クラマトルスク、ドネツィク、ベルジャンスク、クヴャンスク…とりあえず「ク」が末尾につく。

「ク」じゃなくても「フ」がついたりする。なんでも「U」の響きで終わる地名が多すぎる。なんじゃこりゃ。

ただ眺めているだけでも

高校の地理の先生がなかなか珍しい人だった。地理が好きすぎてあらゆる地名や地形を記憶していた。休みを利用してその土地に足を運んで見て覚えるくらいのレベルだった。

僕は全くその面白さが分からず、「へー先生って変わってるね」なんて言っていた。地図を眺めてその面白さが理解できたとは言わないけれども、見方によっては十分に発見のある資料なのだということは、今更ながらに思う。

先生はつまらなさそうに地図を眺める僕に対して「それはお前が面白くないからだよ」なんてことを笑いながら話していたが、ようやくそのことがわかった気がする(僕は当時、先生キツいなあ、なんてヘラヘラと返事をしていた)。

多くのコンテンツは激しくつまらないし、同時にどうにでも面白くできるのかもしれない。読み手次第でそれは変化する。

こらそこ、Googleマップで良かったんじゃねとか言わない。

「1次取材のメリットってなんなの?」の衝撃

ネットのキュレーションメディアがネット上の情報をコピペする時代、
一次取材の意味を出版社、ネットニュース編集者、広告会社の立場から語る。
ネット時代に一次取材のコストをどうマネタイズしていけるのかも議論したい。
(Written by 嶋浩一郎)
Program  |  iMEDIA MEDIA SUMMIT









koba-shu.hatenablog.com

半端ないなー。確かにEmbedと取材が必要なものと切り分ければ良いものもあるけれども、1次取材に対して「メリット」っていう言葉を使うんだなあ。

メリデメで語られるということは、取材それ自体が経済合理性の枠組みに入れられているということなんだろう。コストなど、それによって得られる対価が上回らなければ取材しない…えっ。

まあそういう時代なのかもしれない。無駄なことをする必要はないけれども、それってメリデメで語られちゃうんだなあ…。

#母に感謝したくなるコピー を写真に貼り付けたら広告みたいになった

Photoshopでいじってみた

今日も帰宅して寝られない。布団に潜り込んで3時間、時計の短針がその頂点を示す頃にむくりと体を起こす。

寝られない。

暇を持て余すのももったいないなあと、Photoshopを起動してみて、さて何をやろうかと。そうだ、母の日になんかコピーが話題になっていたな…と広告風の画像を作ってみることにした。思ったよりそれらしくなるのね。
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Photo by Bruce Caron

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Photo by Chongnuo Ji

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Photo by Hostalets Cultura

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Photo by snaccm


ちなみに、これらの画像は全てflickrで「DSC00001」と検索したものだ。そう、SDカードの一番目に記録された画像の文字列(Licenseには気をつけよう)。

初めてファインダーを覗いて、そこに見えた景色。

そう聞くとまた違った風に見えてくる。誰も気にしないだろうけど、それはどこか無垢さを漂わせているような気がする。このハッシュタグと相性が良いように思えた。

今はもう残されていないけれども、僕にとっての「DSC00001」はなんだったろうか。

知らない誰かの「00001」

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Photo by Jimmy Thomas
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Photo by revjdevans
他にもなんかおかしい写真を見つけたので、それらしい言葉を貼り付けてみた。そうか、みんな1枚目にこういうのを撮っているのか。

フォントや言葉のバランス、写真をどう加工するかなどとても難しかったけれども、こんな風に色々といじってみるのはとても面白かった。しかし思った以上に難しいと感じたのがフォントの選び方。「メイリオがモダンでいいんでしょ?」とか思っていたらこれが合わない合わない。

紙媒体で働いたことがないのでよくわからないのだけど、雑誌を作る際に、どのフォントでどこに配置するのかなど、目に見えない苦労があるのだろうなあとぼんやりと感じた。実感しづらいだけに。


そういえば母の日に何もしてなかったので今から全力で何かする。

ブルーボトルコーヒーは今でもやっぱり混んでた

2ちゃんでちらっと「今なら空いてるぞ!」と盛り上がっていたので、ふらっと清澄白河の店舗に寄ってみた。
 
話題となっていたのは青山店のようだが、そこまで「ぶふぉwww サードウェーブww もう波は去ったwwww」みたいな雰囲気なら、まあこっちも空いてるだろうと。
 
甘かった。開店時間の8時ジャストに着いたが普通に並んでた。声を大にしてふざけるなと言いたい。インターネット許すまじ。
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なんだよそれやっぱり2ちゃんは2ちゃんなのかーと思いつつ、20分ほど並んで入店。

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ラテを頼んでみた。目の前ではそれとは別にアメリカンなんかが淹れられていたので、真似してみようと覗き込んだり。
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ラテはちょっとした苦味もあって普通に美味かった。味からはサードウェーブ感はさほど感じなかったが、まあそんなもんだろう。せっかくだしと豆も購入。200gで1500円って高くね?
 
青山店の方がどうなんだろうね。本当にガラガラなのか?まあ真に受けるもんじゃないよね。そういう風にまとめて盛り上がってるだけだし。

合わせて読みたい

HuffingtonPostが新しいアプリ「Huffpost Realtime」を公開してた

寝て起きたらApple Storeのおすすめに掲載されていた「Huffpost Realtime」。最新ニュースをタイムライン形式で提供することに特化したアプリのようで。
 
 
まだVer1.0なのでこれから機能追加などするのかもしれないが、超シンプル。既存のアプリと食い合わないのかなあ。

ファーストビューにどどーん

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スワイプ無しで表示されるコンテンツが1.5程度とかなり一覧性には欠ける仕様。スライドして見ていってね的な?
 

右にスワイプでブクマ

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スワイプさせてブクマしたコンテンツは、右上のしおりマークをタップするとブクマページに遷移。
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これまでブクマしたコンテンツがズラー。表示はほぼ同じ。
 

写真のスライドショーはFacebook風

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ブラウザ版では縦にスライドさせる形式だったものが、ここではFacebookのアルバム風に表示されるように。1ページごとにディスクリプションも。
 

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なお、コンテンツ右上の三点リーダーみたいなのをタップすると、共有やフォロー解除が表示される。
 
「エンジニアからのコメントはありません」これは誤表示ぽい。意味合い的にはキャンセルのようだ。まあそのうち修正されるでしょ。
 

アプリにうつる競争の舞台

2年ほど前までは「ブラウザだー」みたいな雰囲気もあったが、ここ最近では競争の舞台がアプリに移行している。昨年10月にニールセンが発表した調査では、アプリはスマホの利用時間のうち72%も占めていたそうな。

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また、一人あたり月に1回以上使用するアプリは27個で、月に10回以上となると9個しかない。毎日数多くのアプリが発表されているにも関わらず、ホーム画面のトップに置かれないアプリは全然使われない、っていう構造だ。

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アメリカでの調査結果でもアプリの利用個数は日本と同等の個数になっており、過去の推移をみても増加していませんので、今後日本でも、利用されるアプリの個数は27個前後を推移するであろうと予想されます。そのため、ユーザーに日々利用してもらえる新たなアプリをリリースする場合、アプリを提供する企業は既存のアプリを押しのけることができるものを作る必要があります

スマホ利用は27個のアプリで利用時間の72%を占める~ニールセン スマホアプリ利用状況を発表~ | ニュースリリース | ニールセン株式会社

「Realtime」でアプリ競争をどう戦うのだろう。市場はそのうち競争過熱で焦土になってしまうのだろうか。メディアバブルのこのご時世、一度全て吹っ飛んで阿鼻叫喚地獄となってしまえば、それはそれでそれぞれの矜持を垣間見ることができるのかもしれないなあと夢に見てまた寝る。

「台湾屋台・九龍本店」の唐揚げが唐辛子モリモリで美味い

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これまで何度も足を運んでは満席で撃沈し続けた新宿三丁目の台湾料理「九龍本店」。そうだ、電話して予約しよう。GWも終盤だしで今日こそと友人と連れ立って。始めてだったけれどもウマー。

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定番の餃子などはもちろんありつつも、まずは「ハツ・ガツ・ミミの三種盛り」から。これがねー美味いの。

ガツといえば個人的には吉祥寺いせやのガツだったのだけれども、九龍ガツも美味い。ネギがまたシャキッとして良い。

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麻婆豆腐。山椒ぽさも殆ど無いし、思ったよりあっさりしているのでとても食べやすい。とは言えそれなりの辛味があってビールに合う。お酒が進む進む。

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そんなに辛くないかもなあと思いつつもやってきた唐揚げ。思ったより赤い。申し訳程度にパプリカもちらほら載せられているけれども、結構赤い。 

とは言え激辛かと言われるとそこまででもなく、辛いなあ、ビールに合うなあという感じ。席を囲んだ友人ら3人のうち1人は平気そうに食べていたので、まあチャレンジというほどではない。ただ辛くて美味い。

GW終盤に良い辛味を味わえたなあ、とガバガバ飲んでいたら翌日に二日酔い。まあそうなるよね。

4人で食べて飲んでお腹いっぱい、それでいて3500円くらいだったかな。いいじゃない。ここはまた行きたい。

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「文鎮」でさえなくなってしまったiPod Classic


高校生の時にどんなの聞いてたかなあと、昔使っていたSONYのオーディオプレイヤーを引っ張り出して聞いている。スガシカオは今聞き直しても新鮮な言葉の使い方をしている。

「中くらいの女」とか、女性を表現する言葉で聞いたことあるか?

最近はもう殆ど聞かなくなってしまったけれども、そうした言葉選びの一つひとつに独自の肌触りを感じるのはスガシカオくらいだ。そこには大江健三郎のような雰囲気を感じる。戦時下におかれた子どもたちが疫病に遭遇して、という「芽むしり仔撃ち」なる本があってだね…そんな話はまたの時にでも。

ところで、そんなSONYのプレイヤーとは対照的に、iPodは今も押入れの中で眠っている。もう持ち歩くことは皆無で、文鎮でさえない。

「1000曲をポケットに」とのふれこみで登場したそれは、今やその魅力を減衰し続け、ラインナップの片隅で静かに眠るばかりだ。果たしてどれくらい売れているのだろう。

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SONYのプレイヤーは骨董品ではあるけれども、今やそこにしか残されていないデータを掘り起こすための貴重な存在だ。高校生の時に先生からもらった、ビートルズをトラックに落とし込んだ一枚は思い出深い音源だ(DJ Danger MouseのThe Grey Albumという)。

ただの再生機ではあるが、それにはそれなりの価値が残されている。たとえ、ゴミみたいな楽曲管理ソフトのせいでデータを移行できなかったり管理に手間取ったりしたせいであっても。

僕にとってiPodが価値をなくしたのは、単純にiPhone 6(64GB)とiTunes Matchを使い始めたからだ。片っ端からiTunes Matchに楽曲を上げて、聞きたいものだけをiPhoneに入れておく。その場で聞きたくなったらDLすれば良い。何も問題ない。

そもそもそんな大量の楽曲をちゃんと聞いていたかというと、甚だ疑問だ。というか聞いていなかったと思う。聞くのは大方その時々に好んでいたアーティストの楽曲ばかりで、なんとなくレンタルしたものや興味本位で買ってみたものなどは、HDDが控え目に記録してそのまま静かに忘れ去られていった。

もう大容量HDDの時代じゃないよね。

iPod Classicは時代の終焉を迎え、クラウドとハイレゾにバトンを渡しつつある。数が必要ならクラウドへ、大容量が必要とされるのは高音質の場合だけ。今のiPod Classicは、ユーザーからすれば一体どんな存在なのだろう?

何も「1000曲をポケットに」が間違っていたわけではない、ただそう変わっただけだ。押し入れからiPodを出してみて、なんとなくそんなことを思った。押入れにただ横たわる幾つかの筐体は、時代の趨勢について考えさせてくれる。

新宿三丁目のアフリカン・バー「エソギエ」の居心地の良さたるや

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GWも真っ只中となり、ぼちぼち何をやれば良いのか手持ち無沙汰となってきた5月5日。こどもの日にご母堂は、それらしい日を迎えようと右往左往していることと思われます。
 
まあとは言えやることもないので、千葉で行われてきたアニソンの催しに顔を出してから新宿三丁目で昔馴染みと食事など。そこでたまたま入ってみたアフリカン・バーが素敵だった。
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特に何も考えずにチャージもないとのことで入ってみたのだけれども、ここがとても居心地の良い場所だった。
 
オーナーのラッキさんも気さくだし、そこまでお高い価格設定でもないし、イスは食べ過ぎて増量気味の我が臀部のサイズにぴったりだしでなんと言うかおさまりがよい。
 
そこには「豊かな暮らし☆彡」なんてキラキラした雰囲気はないのだけれども、それでも手の届く範囲に残されたちょっとした居心地の良さだ。
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アルコールはナイジェリアのものが中心に用意されていて、ギネスもご当地もの、しかも中瓶。現地でしか生産されておらず、なかなか手に入らないものらしい。
 
食後だったのであんまり料理はたのめなかったのだけれども、羊肉をスパイスとともに調理した「スヤ」は美味かった。うむ、これはビールに合う。
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時折、店内でもライブ演奏をしているそうで、この日もジャンベを叩きながら歌ったり。思ったより叩くの難しいのね。
 
それでもお客さんも笑ったり声を上げたりで良い雰囲気。
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4人でだらだら飲みながら、アフロビートやらシティポップの軽妙さについてのあれこれなど、話しながら夜は更けて日をまたぐ。
 
帰り道で、僕はぼんやりと大学の先輩が言っていたことを思い出していた。「酔っていたら終わるもんだよ」。そんなものかもしれない。難しいことは考えずとも、ただ去っていくばかりに。飲み過ぎて頭が痛い。また行きたい。

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