@d_tettu blog

メディアとかウェブとかネコとかそこらへん。たまに日記。

【日記】2014年のネット・メディアどうなるあれやこれや【メディア・ニュース】

明けましておめでとうございます

今年は何がやりたいかって、

・もうちょっと色んなとこに顔出したり情報発信したりする。
・もうちょっと立場を活かしてドヤ顔してもいいんじゃないか。
・もうちょっと海外に行く。マカオに行って帰りの航空券代を稼ぐ。

などとデータマン(仮)にあるまじき漠としたことばかりを並べるが、強いて言うなら1月中に「見出しマーケティング」的なまとめを出したい。
できるかなー。去年末も同じこと言ってた気がするなあ。

2014年のネット・メディアどうなる

さてさて。2013年もネットメディア界隈が賑やかだった。
きっと2014年はそれ以上に賑やかになるだろう。
モバイルの隆盛やパーソナル化する情報消費、そもそもの情報量の肥大化などあらゆる事象が加速化し、それに対する解決方法が模索されるはずだ。

とは言え、どこぞの学者が言っていたように技術、科学の進化速度は明らかに落ちている。かつて描いたような空飛ぶ車がぴゅーんぴゅーんな未来はまだ来ていない。ドラえもんはどこー?

2014年の時点では、よく夢に見られるような「素敵な未来がやってきて、私の知らないどこかから望んだ情報がやってきてキャピ☆彡」というような愉快な将来像は描けそうにもない。
具体的に言うとGoogle Nowの進化系のような、個々にフィットさせた情報消費・提供の在り方はもうちょっと先になるだろう。仕組みはできれど、理想型にはまだ遠いのではなかろうか。

じゃあどうなるのか。
いま存在するサービスの改善型、より精度を高めてアクティビティ等を高めるような。Yahoo!流に言うなら「!」よりは「×10」に近い動きをするのではなかろうか。イノベーションよりもPDCAの徹底。
ヤフー宮坂社長に聞く“爆速経営”の手応え--2014年は「×10倍」 - CNET Japan

Gunosyの福島さんは以下のように話す。

福島 僕も、この1年ほどが勝負だと思ってます。「従来とは違う流れで、ユーザーが求める情報を提供する」という僕らのコンセプトを、どこまで信じてやり切れるか。反対する人もたくさんいるんですが、軸の部分はブレないようにしたい。次の1年間でどれだけ浸透させられるかがカギですね。
http://engineer.typemag.jp/article/newsappli/3

スマホ向けメディアのプレイヤーもある程度そろってきた気もするので、このあたりの行方は非常に気になる。SmartNewsやGunosyなど勝者が見えてきたような気もするが、各社異なる特徴を揃えているので、まだよーわからん。
共存するのか、淘汰されるのか。PDCAの先に自壊するのか。

個人的にはこの他にバイラルメディアがどうなるのかも気になる。
ソーシャル特化のエコシステムでどこまで生き残れるのか、その仕組って堂々と大通り歩けるんだっけ?的な印象もあるが、ともあれ面白いことは確かなので引き続きウォッチしたい。

たまにはまとまった考察を書かなアカンな…。

メディア・ニュース

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家入一真氏の新プロジェクト、動画メディアの「dropout」がテスト公開初月に70万人訪問の反響
http://thebridge.jp/2013/12/dropout-produced-by-kazuma-ieiri-got-700k-visitors-in-1-month
バイラルメディア的なサービス。動画とタイトルとシェアボタンで構成。
12月1日にサイトを公開。12月29日時点で、約70万人の訪問者が100万ページ以上を閲覧。

◆【告知】livedoorのポータルトップページをリニューアル!
http://news.livedoor.com/article/detail/8383525/
1月6日にポータルトップをリニュ。「まとめ」や「BLOGOS」など4コンテンツを前面に押し出した構成にするとか。

◆Upworthy、1本の記事に対して平均4万以上のいいね!を記録
http://media-outlines.hateblo.jp/entry/2013/12/28/022320
2位以下とかなりの差。10倍程度。バイラルメディアは今後どうなる。

◆失われた20年は本当なのか。何が失われたのか?
http://tokyo-graphic-recorder.com/g/index.html
データジャーナリズムアワードで最優秀賞に輝いたもの。
「『失われた20年』って、主観で異なるよねー実際は改善された点もあるよねー」と提起。

BIGLOBE、「ニュースアプリの定番を目指す」、iPhoneアプリ提供開始
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131224_628827.html
各ジャンルごとに異なる「Hot」なワードを50件まで表示するという。

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◆「コンテンツにはお金が払われてなかった説を持ってるんです」ーーグロービス・キャピタル・パートナーズ高宮氏×nanapi古川氏
http://thebridge.jp/2013/12/interview-with-globis-capital-partners-shinichi-takamiya-and-nanapi-kensuke-furukawa-the-third-part
「PVは重要な指標でなくなるかも」、お金を払っていたのは「コンテンツを表示する場所」など。
nanapiのけんすうさんは「ユーザー起点をとらないとダメだから『Answer』はそれを念頭に」と。

◆PCからのWebサービス訪問者、軒並み減少 13年は「スマホへの転換の年」 ニールセン
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1312/25/news128.html
PCが軒並み減少。ジャンル別ではGyaO!がニコ動に勝利。

◆読みの作業効率の比較: 紙 vs. 電子メディア
http://www.fujixerox.co.jp/company/technical/electronic_media/experimental02.html
電子ディスプレイよりも紙で校正した方が早くてエラー少ないよ、と。
フジセロックスによる。

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◆ここ数日のまとめサイト関連のつぶやき+α
http://togetter.com/li/597146
ガーベッジニュースの管理人、不破雷蔵さんによる。
「まとめ」の隆盛とその弊害について、ニーズは高まってはいるがねえ、と。

◆2013年出版業界関連の気になるニュースまとめ
http://www.wildhawkfield.com/2013/12/interesting-news-2013.html
フリーライター鷹野凌さんによる。

◆なぜNAVERまとめにはてブスパムが多いのか、なぜ新着から自分のエントリが消えるのか
http://hotentry.hatenablog.jp/entry/2013/12/30/000320
スパムを見分けるポイントやその手法について。

◆2014年のメディア:スノーデン効果、富豪のギャンブル、そして起業家精神(更新)
http://kaztaira.wordpress.com/2013/12/29/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%EF%BC%9A%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%82/
14年のメディア予測。モバイル化が進むことや、スノーデン氏の影響持続など。
「予測型のパーソナル化」というものも。Google Nowなど、サービス側から「これでしょ?」との個別提示がカギ、と。

◆【メモ】「紹介する方が元になる情報を作るよりも儲かる」話について
http://coziest.net/?p=905
コンテンツ生成者よりも、それを「紹介する」行為が金を生むことについて。
それはいいけど大元に還元しないことへの危惧を述べる。
Cakesやメルマガなど模索はされているが、そこまで上手くいってないよね-と。

◆【インタビュー前編】田中宗一郎に聞く、ネット時代の音楽メディアの泳ぎ方
http://www.qetic.jp/interview/tanaka-soichiro-131224/108590/
snoozer」を作り上げたタナソーのウェブメディア観。
「ユースカルチャーの有する排他性は、確かにある。それが魅力を構成している」。
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◆廣田周作 もしも、あなたの本がソーシャルメディアだったら
http://dotplace.jp/archives/7102
本を読んでいる時間と、SNSなどのリアルタイムメディアとの時間性について。
前者は「非同期」なので個人的体験としての優位性、「手っ取り早く個性を手に出来る体験」ではないかと考察。

◆なぜ人々がコンテンツをシェアするのかということについて
http://ameblo.jp/pr101/entry-11734404201.html
「解釈の必要がないもの」「なぜシェアしたか理由がはっきりしているもの」などを理由に挙げる。