「長文は読まれる」って本当にそうなのか
ボクなんかの認識としては「紙媒体と違って文字数も気にせず、長文のインタビューを載せたり出来るのがネット媒体」だと思ってるんですけど、ネット媒体の人は「読者は長文は読まないから、とにかく文字数は減らして下さい」とか言ってきたりしがち。面白ければ長文でも読むはずなのに!
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2015, 4月 6
ネット長文インタビューの件。本当に面白い原稿は読まれるし、そもそも面白い原稿書く著者は、文章全体のリズムを整えたり、ここは本筋とは違うけどコクのある発言だから敢えて残そうとか、読み手のために細かい仕事してますよ。「ほぼインタビュー起こしじゃね?」みたいな駄文とは仕事の質が違う。
— 望月哲 (@mochisato) 2015, 4月 6
吉田豪さんご指摘の通り、ネットでは長文が武器になり得ます。下記の村西とおるさんインタビュー(http://t.co/muxdbKUUHv )は1万字超え。こちらの椎名林檎さんインタビュー(http://t.co/zWP32NpuC3 )も9千字近いですが、非常によく読まれました。
— 神庭亮介 (@kamba_ryosuke) 2015, 4月 6
検証の必要性
みんな「読まれる」って何をしてそう言ってるんだろう
— やまぐち りょう (@d_tettu) 2015, 4月 6
「長文でも読まれる」「いやあスマホだとざっくりがいいよ」。
同業者とコンテンツの長さについて話が上がると、ここについてはTwitterでの反応を見ながら「読まれないわけではなさそう」といった結論に至ることが多い。まだ読了率などの指標を取り入れているところも少ないからか、どうもぼんやりとした会話になってしまう。
体感として長文でも読まれるもの、刺さるものがあるというのは理解できるが、ちゃんと読む人がどれくらいいるのか、読了率でいうとどの程度の消費率なのかは気になるところ。これ、ちゃんと検証したところあるのかなあ。
ネット媒体での長文、あるいは最近だとスマホ媒体での長文が受け入れられるか?は結構意見が分かれる。ぼくは比較的悲観的に見ている。いままで話聞いた人だと、楽観的あるいはむしろスマホで長文が読まれるという人もいる。
— 立薗理彦@Unityエンジニア募集中 (@mshk) 2015, 4月 6
ひとつ言えるのは、ページを開いたことを示すページビューと、最後まで読んだかということは分けて検証する必要があるということ。見出しだけ見て、シェアして、そして離脱というパターンも有りうる。
— 立薗理彦@Unityエンジニア募集中 (@mshk) 2015, 4月 6
長いにしろ短いにしろ、ユーザーにとって何かしらの「発見」がないとアカンねという点は変わらない。まあ、つまんなくて長文となるとガッカリ感が半端ない。
昨年末にハフポUK編集長の言っていたことを紹介したけれども、長文には長文であることの理由というか、必要性がないと単にだるい読み物になってしまう。「それは200文字で表現できないよね。君はツイートで反応することはできるけど、何を本当に意味しているのか、何について話しているのか、彼らの信念は何なのか、君のグッときたことについては、そんな少ない言葉じゃ表現できないはずだ」。
2015年は「バイラル」から「長文」に移り変わるのかもしれない - d_tettu's blog
今のスマホユーザーは浴びるほどの大量の情報にさらされているため、費やす時間に対して、どれだけのものが得られるか、という時間あたりの満足感についてはとにかく厳しい、というのが実感だ。長いのならば、長い必然性と最後まで読ませるクオリティを備えていなければ読まれない。単純だが、結局そういうことなのだと思う(伊藤大地)
データビジュアリゼーション、動画、長文記事......編集者として思ったこと【編集ノート】 | 伊藤大地