温泉旅館・向瀧で食べた「鯉の甘煮」が今年のハイライト
江戸から続くと言われる宿
福島県会津若松にある東山温泉といえばここ、向滝。江戸からあるとされる宿で、皇室の方々も何度かお見えになった場所だとか。
旅館自体の紹介はまた別エントリーで行うとして、ここでは夕食のメモを。
食事の際はこの食事に合わせてピックしたとの日本酒をいただきながら。全部で4種類あり、今回はややマイルドな「熟成」チョイス。他にも「古代酒」、「新酒」などがあった。
どちらかというと優しい舌触りで、お酒が苦手な友人もグビクビ飲める。辛味が好きな人にはちょっと合わないかもしれない。
こちらは夕食の目玉、鯉の甘煮。約6時間も煮たという一品で、味としてはサンマの缶詰を上品にした、みたいな印象だった。
量が量なので、もし食べきれなければ真空パックにしてお持ち帰りもできるそうな。
鯉を使った料理だとほぼ川魚のそれのように臭みがあって、ところどころに骨があり食べづらい記憶があったが、これは全然そんな感じはしない。
今まで食べた鯉で最も食べやすい料理だった。
他にも会津で昔から親しまれている伝統的な料理「こづゆ」も食した。どちらかというと昔の家庭で食べられていたもののようで、優しいあじわい。
地元の食材を集めて汁物にしましたーみたいな。
最後のデサートだけ洋風、ジュレ。来館時にようかんをいただいたので、たぶんそれと異なるようにと、という意図なのかなーと推察。
1.5時間ほどかけてだらだらと食べたけれども、これが美味い。前菜の胡麻豆腐なんて笑っちゃうくらい美味かった。
今年一番のハイライト(食事編)だなーと思い、床につくことにする。あー腹一杯。