@d_tettu blog

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「ツイートされた記事≠読まれた記事」そりゃ誤解も起こるわ

ツイートされた記事は読まれていない?

The Vergeの記事によれば、記事を実際に読んだ人とその記事をツイートした人には相関性はないそうな(Twitter限定)。
まあ情報量が増えてタイムラインで表示される昨今、それをちゃんと消化できているかというとそれはなかなか難しいだろう。

どのくらいの量の情報が私たちのフィードに毎日流れて来るかを考えれば、それも驚くようなことではない。入ってくる情報をすべて読む時間がある人などいるだろうか。筆者は、自分の注意を引くようなヘッドラインが毎日大量に生成される中、ヘッドラインが流れてくるたびにその要点だけを理解できれば個人的には満足だ。
多くの人はツイートした記事をあまり読んでいない--Chartbeat調査 - CNET Japan

全部読んでないのにツイートすりゃ、そりゃあ誤解も起こるわなwwwと思いつつ、我ながら反射的にツイートしたりRTしたりすることもあるので、ブーメラン的なのが笑えない。
Upworthyでもこれに関する調査がされたようで、似たような傾向が示されている。

「記事を25%だけ読んだ人は、全く読まずに去った人、もっと読んだ人よりツイートする率が高い」というUpworthyの分析結果とも一致する。
Long Tail World: ツイートの多い記事が読まれてるとは限らない:People don't read the stories they tweet

Upworthyの調べによると...

同サイトは、これまで見てきたUUなどとは別に満足度を測るため「Attention Minutes」(コンテンツの何%を読んだか)なる指標を開発したそうな。
その結果によると上記の引用のような結果が出たそうだが、読了してさらにシェアした人の割合も高かったようで。閲覧とシェアとの相関性のグラフが以下。
f:id:tettu0402:20140218231906j:plain
ううむ、なるほど、よく分からん。
個人的にはパーセンテージというよりは、コンテンツの文量との関係性も気になる。記事読了までの時間や、デバイスごとの違いもあるだろう。
Livedoor、LINEが運用している「ざっくり」系のコンテンツだとどうなんだろうとも。あれはその質はどうあれ、モバイルに最適化された一つの在り方だろうなあ。

Mediumの調査結果とは異なるそうで

米ソーシャルサービスMediumはかつて、読者にとっての最適な投稿の長さは7分で読了できるものだという調査結果を発表したが、Upworthyの調査ではこのような結果にはならなかったという。
読まずにシェアする人は意外と少ない──Upworthy調べ - ITmedia ニュース

7分て長くね。いや個人的な感覚だけれども。
モバイルの世界ではじっくり読むことはそれほど相性が良いとは思えない。
長文・特集系の振興メディアも海外では出てきているようなので、そういったメディアではどのような傾向なのか調査が出てきたら知りたい。