リピート必至!都内で行くべき最強の「ちょうどいい飲み屋」53選(ガシガシ追加中)
街中を歩いていて、いちいち飲み屋を探すの面倒じゃないですか? 「あのお店どこにあったかな」「いいお店を聞いた気がするのだけど忘れた…」なんてこと、チラホラありますよね。
いい感じのお店を見つけたのにちと高い、しかも数週間前から予約しなきゃだめなのかよ……ということもざらにあります。雑誌やネットで話題のお店だとなおさら。
違う、そうじゃない。そこそこの価格帯で当日でも入れる、それでいて居心地も良くて美味い。小奇麗じゃないかもしれないけど味はある。そんな日常使いのできる「ちょうどいい飲み屋」リストをまとめています(ちょっと混んでるお店もあるけど)。
こうしてまとめておけば、「今日は渋谷で用事だー」なんてときも、どのお店に入るか迷うことも減る。
Google Maps: マイリスト「【都内】ちょうどいい飲み屋」
2017年に公開されたリスト機能、なかなか使い勝手がいいです。美味しかったお店をぽんぽん追加していくだけ。今日(12月29日)の時点でだいたい53店舗くらい。
思い出した順にバシバシ追加していこうと思うので、これを機に公開してみました。興味ある方はどうぞご確認ください。似たような「ちょうどいいお店」があったら教えていただければ嬉しいですmm
ついでに、この機能の優れた点はリストをフォローできる点にあります(Google Mapアプリ限定)。
リストをフォローしておけば、その人が追加した場所をひたすらウォッチできるわけですね。これいいわー。みんな自分のおすすめ店をリスト化してくれないかなー。
この他にも「焼肉、ジンギスカンなど美味しい肉系店舗リスト」や「いつか行くカフェ / 喫茶店 / 日本茶専門店リスト」など10前後のリストを整備しています。もう少しまとまったら、順次公開していく〜〜〜〜〜!!!!
その中でもお気に入りのお店
53店舗の中でもちょくちょく立ち寄るお店がこちら。
新宿:香港屋台九龍
混んでるときもあるので、電話して予約するのがベター。ボロい感じですが、味があってサイコー。新宿で約束がある場合は、だいたいここに行こうとします。「また?w」って笑われますが、ここがいいんだよ!!!
中華系のお店に入ったときは必ずピータン豆腐を頼みます。ここだとあとはからあげ。なんて名前だったか忘れましたが、唐辛子の風味でピリ辛だったやつ。
新宿:ぼんや
九龍がいっぱいだったり、中華じゃないかなーという日はこっち。ここも電話して確認するといいです。
だいたいなんでも美味いのですが、おすすめは刺身の盛り合わせ3点。フツーですがいつ頼んでも「〜〜周年記念でして…」となぜか5点盛りにグレードアップする仕様(人によるのか?)。これがいいのよ〜。
新宿:サントリーラウンジ 昴
サントリーのウイスキーがアホほど安く飲めるお店、昴。飲み屋っていうかバーだけど、まあ似たような感じで使ってるしいいよね。
マッカランの12年が800円とかそのくらいの値段で飲めます。お店の雰囲気も激渋でめちゃいい。チョコでも食べながらウイスキーをちょびちょび飲むの最高。
ただし、それもあってか混みます。電話したほうが吉。早めに行くと大丈夫なんだけどなー。
四ツ谷:ひつじや
地中海周辺やらアフリカ料理やら一部アジア地域の料理やら、とにかく世界各国の料理が味わえる多国籍料理店って感じ。
ラム肉のステーキ、チュニジア餃子など美味しい料理でいっぱい。ですが、本当に注目すべきはドリンク。どれも原価+ちょっとっていうレベルで安い。代々木にもありますが、こっちのほうが断然入りやすいです。
渋谷:あばら家 別館
駅からちょっと遠いのですが、気軽に飲めていい。ご飯もハズレ無し。3000円くらいでお腹いっぱい、足元ふらふら。
店内の奥にはテーブル席もあるのですが、入り口付近で立ち飲みするのが気持ちよくていいです。ときどき犬もいるので、遊んであげると楽しいよ。
代田橋:しゃけスタンド
食べログでも高評価ですが、ここはいい。日本酒も美味いししゃけも美味い。ふらっと寄って軽く飲んで帰る、っていう場合に最高。下高井戸シネマで映画を見て帰りに寄るのも良し。
店内がレトロなのが雰囲気あるんですよね〜〜〜しゃれたBGMなんていらなくて、野球の実況で全然いい。
三軒茶屋:日本酒専門店 采
駅からほど近いお店。ふらっと寄って軽く飲めるむちゃいい感じの店。美味い、早い、そこそこ安いと言うことなし。品のいいなぎ、っていう感じ。
阿佐ケ谷:鳥久(とりきゅう)
親子二人で経営しているお店。カウンター10席くらい+テーブル2つとこじんまりしています。焼き鳥も美味いのですが、頼むべきはからあげ。これが300円くらいなのに激うま。
だいたい混んでいるのですが1〜2人だったらなんとか入れます。3人〜はちょっと厳しいかなあ。ちょっと飲んで帰るかーというときは、だいたいこのお店かもう一店の焼き鳥屋に行きます。
阿佐ケ谷:川名
平日、一人で飲む場合はだいたいここですね。おなかいっぱい食べて飲んで2500円くらい。おすすめはたまご焼きです。これが圧倒的。たくあん、キムチやトマトなどバリエーションがあり、気分に合わせて注文を変えることができます。
また、店長さんがすごく礼儀正しくて、無駄に喋ることがないのも個人的にはポイント高いです。カウンターで読書がはかどる!! ただし月火でお休み、夏も冬も長期休みをとるのがちょっと残念。いや全然休んでほしいんだけどね!!寂しいの!!
リスト機能いい、いいよ
これからも見つけ次第「ちょうどいい飲み屋」リストに追加していく予定ですので、いいお店を見つけたらぜひ教えてください……!足を運んでガシガシ追加していきます。
次は「いつか足を運んでみたいカフェ / 喫茶店 / 日本茶専門店100選」 のリストでも紹介しようかな。
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Twitterでつぶやいてるよ
LINE@も作ってみたよ、ご飯情報届けるよ
クリスマスの定番お菓子「シュトーレン」を差し入れする最強のチームビルド
年の瀬を迎え、いかがお過ごしでしょうか。今年もいろいろありましたね。個人的にはFacebookさんのアルゴが突如変更されるエグさを垣間見ました。あいつらほんとぱねー。
より良い組織にすべく日々を過ごしているわけなのですが、つい先日、シュトーレンを作る機会がありました。ドイツの焼き菓子、クリスマスの定番ですね。
もうクリスマスだなーと思い立ちひとり黙々と作っていたら、作りすぎてしまった。うーむ。
というわけで差し入れをしてきました。※後半で作り方も紹介します。
だいたいこんな感じ。砂糖をかけると雰囲気出る。
シュトーレンに誘われて寄ってきた同僚。「え、これくれるんですか?」。
あげるよー食べてーと差し出すと、ほいほい手を出して「美味い美味い!」と食べてくれました。自分の作ったものを誰かに食べてもらう、それで喜んでもらうのはすごく嬉しいことですよね。
差し入れですと置いておくと、あっという間になくなった。わーい。
大したことした感あるかもしれませんが、これ、むちゃ簡単に作れるんです。
時間は多少なりともかかる、それでも2時間もあれば充分です。それも大半が発酵させる、そして焼く工程。ぜひトライしてみてほしい。
かなり雑な作り方(できればいいんだよ!)
食材など
- ラムレーズンとかドライフルーツとか適量
- 強力粉130g
- ドライイースト大さじ1
- バター50g + 10g
- 牛乳50ml
- 塩ひとつまみ
- 砂糖大さじ2
工程
- 強力粉とドライイースト、砂糖と塩を混ぜておき、溶かしバター50gを入れてこねる
- こねて形成したら、丸めてボウルごと温かいお湯に浸して1時間〜ほど発酵
- 倍くらいに膨らんできたらこねる
- 牛乳を入れてこねる
- ラムレーズンなどを入れてこね、シュトーレンぽく形成する(半分に折る)
- アルミホイルで包んで30分ほどトースターで焼く
- ホイルから取り出して10-15分ほどトースターで焼く
- 完成!
だいたいこんな感じです。分量はともかく、焼き加減は調理器具によるのでこまめに見てみてください。
やや時間はかかるものの、手間はそこまでかかりません。これで組織内のコミュニケーションが促されるなら安いもんだ。
みんな美味しいって食べてくれたし何よりです。次は何を作ろうかなー。
データを見続けて6年。ウェブ編集者が知っておくべき13のルール(消さずにすんだ)
(アドベントカレンダーで13日までに何か書く、と言いつつこんな日になってしまいました)
これまで某Yahoo! JAPANや某BuzzFeed Japanでデータを元に編成 / 編集 / 目標設定 / 評価などをしてきました。たまに書いたり撮ったりしますが、主にはグロースと業務改善。
データを使ってメディア面を伸ばしていく、打てる手は全て打て、みたいな感じです。PDCAよりもOODAループ派です。
現場レベルでいうとデータを見て細かいメソッドを抽出したり、各プラットフォームのアルゴがどう変化しているのか分析したりしています。Facebookがマジでエグい。
で、編集界隈の人たちと話をしていると、データにふれる機会がなかったり、そもそもデータをどう見れば良いのか分からないという雰囲気を感じます。データ面白いのになー。
というわけで、これまで見つけたぼんやりとした法則を共有しておこうかなと思います。データを実際に出せないのは察してください。
「いいサムネ」の条件
いいサムネとはユーザーの目に留まる / 知りたい気持ちを後押しするサムネです。クリック率を高めるサムネですね。どんなサムネがいいの? こんな感じです。
- 人の顔出しは鉄板
- 寒色系より暖色系
- クリエイティブ素材より一般人ぽい投稿
- 内容全見せより内容チラ見せ
- テキストなしよりテキストあり
- どこか「不安定さ」を感じさせる
後半の3つはわかりづらいかと思いますので、いくつか事例をご紹介しますね。
まず、「内容チラ見せ」。これでafter写真を全部見せちゃうと、記事をクリックして読む必要性が減っちゃいますよね。なので、ここをあえて隠す。これで数ポイントCTRが変わります。
テキストあり。サムネにテキストを載せるだけですね。これ、思ったより効果的です。
「不安定さ」について、これとか最高の事例だなー。不安定すぎてとてもいい。「不安定さ」とはこういう感じのことを指します。
「不安定」の度合いにもよりますが、いいサムネだと二桁CTRいく場合も。
スポーツでもバスケ、自転車なんでもいいので、動いていたりバランスを欠く姿勢だったり。「安定さ」よりは「不安定さ」です。
「いい見出し」のTips
ここで言う「いい見出し」は、単純に記事内容を適切に表現し、クリックされる見出しを指します。釣りはダメだよー各プラフォのアルゴに殺されるよ。
- 数字を入れる(偶数よりは奇数)
- 漢字は多用しない
- キモとなる言葉は見出しの冒頭に入れる
- Facebookはシンプルに(15-20文字ほど)
- Twitter投稿文言は文字数あんまり関係なし(15文字も130文字もあんまり変わらん)
「表現が上手いかどうか」「ヒキのある単語を使っているかどうか」よりも、まずは可読性です。いくら上手な表現でも漢字ばかりで読みづらい! だともうダメです。
また、人間は左から右に読みます。見出しの前半と後半の単語を入れ替えただけでも、クリック率は変わります。
というか、そもそもネタが微妙だと全然ですが、まあそこは置いておいて。「落差を感じさせる見出しかどうか」みたいな定義の複雑なテクニックについてはまた別途。そのステージは分かる人は分かるし、分からない人は分からないレベルです。
まあサムネもそうですが、基本的には「どこで読み手にとっての疑問を作るか」がベースにあります。この写真どういうこと!? "理由""とは"ってなに? 続きどうなったの? といったような疑問符を、サムネ / 見出しで作ることが基本ですね。
「読まれる記事」の留意点
読了率。ページをクリックしてもらえて、かつちゃんと読んでくれる記事ってなんだろう? まず気をつけたいのは2つだけです。
- ひらがな
- 平易な構成
漢字でゴミゴミしている記事は読まれません。ひらがなを使う、多めに改行する、中見出しや引用符を活用する、途中で写真を挿入する。これだけで読了率はガンガン変わります。
500〜1,000文字だとあまり変化はありませんが、それ以上となると明らかに変化が生じます。上記を丁寧に工夫している人と、そうでない人と二桁ポイント以上と、かなり差が出ちゃいますね。
「上手に表現する」なんて要りません、「丁寧に書く」のが大事です。
どこで / どうやってデータを得るのか
クリックやインプレッションといったデータなんてどこからでも得られます。なんなら自分のTwitterアカウントでもOKです。サイト外で簡単に確認する方法はこんな感じですかね。
- Facebook広告でABテストする
- Facebookページに同時投稿する
- Twitter広告でABテストする
このあたりでインプレッション数あたりのクリック数を出してみれば、何がどうクリックされたのか分かります。
各投稿に5,000円とか1万円とか出して、何をどう変えればアクションがどう変わるのか、地道にデータを蓄積しているベンチャー企業もありますね。動画まわりなんて特にそうです。
12月や3月末は企業側の出稿数も増えてくるので、それ以外の時期に出稿してみるのがおすすめです。単価が……
あとはbitlyの短縮URLであれば、URL末尾に「+」を入れてブラウザで叩けばクリック数や流入元が分かるし、GoogleのキャンペーンURLビルダーを使えばGoogle Analyticsも流入数が把握できます。
このあたりも使ってみると面白いです。記事中にリンク挿入したある箇所のCTRがざっくり分かる、とか。
あと、Facebookのaudience insightはとても面白いツールです。
ある属性のユーザー数がざっくり分かる、というツールですね。「東京在住でスターウォーズが好きな20代女性は何人いる?」みたいなデータが出せます。
※ただし、属性のタグ付けはかなりざっくり目なので、あくまでも参考値として。
これを使えばありがちなぼんやり議論も避けられますね。
「この話題に興味ある人はいっぱいいるから!」「いま注目を集めているネタだから!」。で、実際のマーケットサイズはどれくらいなんでしょう? こういったツールを使って大まかに推察するのも一つですよね。
書けないこといっぱい
まあこの手の話って書けないこといっぱいあるよね。書いててすごくぼんやりしてしまった……データとかマーケとか興味ある編集の人は適当に飲みに行きましょう。
ちなみに、BuzzFeed Japanではこれ以上の多様なデータを見まくってゴリゴリ現場を回す職種もあります。ビデオグラファー、SNS担当者、ビジネス・アナリストなどなど。興味のある人はこちら。
あと、別途インタビューについてアンケートを募集しています。年末年始にまとめるつもりなので、興味のある人はご回答をいただければ幸いですmm
※回答後に編集の必要などありましたら、Twitterなどでお声がけください。
次回は各プラットフォームの状況について書こうかな。
追記:会社のチャットで晒されたりしましたが特に何も言われなかったので、残しておきます。まあ大丈夫だろう。
【アンケート】いいインタビュアーになるためには、どうすればいいんだろう?
いいインタビュアーって、なんなんでしょうね? この前、知人と飲んでいたときにたまたまそういう話になりました。
自分は書き手として真っ当な教育を受けてきたわけでも、地道な訓練を積んできたわけでもない。たまーに書く / インタビューする機会がある。でも、お手本になるインタビューの場に立ち会ったことなんてないから、何が「いいインタビュー」なのか、良く分かってない。
もう少し、この「いいインタビュー」を見える化したくないですか?
というわけで、Googleフォームでアンケートを作ってみました。知人にも声をかけて記入していただきますが、みなさんも良ければ回答いただければ嬉しいです。
あとでまとめて公開する予定ですので、その際は改めてこのブログを書きます。よろしくお願い致します〜〜〜!!!
同人誌「#失恋手帖」、思ったよりみんなTwitterで情報収集してた件(通販はじまりました)
先日、文学フリマで同人誌「失恋手帖」を販売しました。タイトルそのまま、人の失恋話を集めて編んだ一冊です。
海猫沢めろん先生のインタビュー、チョーヒカルさんや宮崎智之さん、弊社BuzzFeed Japanの嘉島唯御大のエッセイが掲載されています。
同人誌を作るなんて初めてだったのですが、これが超面白かったんですよ。
内容ももちろんですが、「いろんな人と協力して何かを作り、それをリアルの場で売る」というのがすごく楽しかった。文学フリマで100人を超える方にご購入いただき、1日を終えて内心(うわぁぁぁ〜〜〜!!)ってなりました。
インターネットの世界ではそれこそ桁の違う世界に情報を届けているわけですが、それとは全く別の刺激でした。目の前で本を手にとって読んでくれる、買ってくれる。すげえ!!!!
で、買ってくれた人に「どこで知りましたか?」って聞いてみたのですが、1/3〜半分くらいが「Twitterで見かけて、気になって……」という方でした。
数日前〜当日にかけて、編集部のみんなでちまちまツイートしたりしていたのですが、思ったよりみんなTwitterで情報収集してるんだ! 興味深い。
#文学フリマ で「#失恋手帖」という、恋に関する話を集めた同人誌を売っています。冊子を作るなんてはじめてですが、面白い〜〜!!! 手に取っていただければ幸いです〜〜!
https://t.co/WzKsCuYXTe— 山口 亮@BuzzFeed (@d_tettu) 2017年11月23日
↑ 簡単にまとめたのですが、なかなか色んな人たちがツイートしてくださってありがたいかぎりで……(すごく嬉しい)。
というわけで、とらのあなで通販がはじまりました。とらのあな以外にB&Bやノオトが運営しているコワーキングバーでも販売される予定です。
気になった方は見ていただければ幸いです〜〜〜〜何卒mm
鮭に囲まれて日本酒を飲める「しゃけスタンド」が最高だった話
普段から飲み歩いているとそれなりにいろんなお店に出会うのですが、その中でもここは最高でした。
しゃけスタンド。
詰めても20人は入らないだろうカウンター。隣には「しゃけ小島」といって着席できるお店もあるのですが、個人的にはこちらが好きです。
レトロな雰囲気。気取らずにナイター中継のラジオなんかをかけたりして。しゃれたジャズとか音響系を聞くよりも、気楽に飲めていいです。
飲み物もいろいろ。個人的にはホッピーも欲しかったのですが、レモンサワーが美味かったので差し引きゼロ。
おでんもあります。「しゃけスタンド」という割にはメニューが豊富なところもポイント。
一杯あたり380円前後で出しているので、アレコレ飲み比べができるのも良し。
すっきりした辛口。歳を重ねた御仁が街の片隅で静かに飲んでそうな香り。
まずはポテトサラダなんかを。昔ながらのスタイルでナポリタンがついてくる。
少しずつかじりながら日本酒を飲み進めていく、じんわりとアルコールが回っていく感覚が最高です。
鮭とば以外にも、もちろん普通の塩焼きもあります。塩辛さを調整できるのがすてき。
グイッといける量だからこその値段設定ではあるけど、少しずつ頼んでは飲んだり食べたり、という時間の流れが良い。
大皿どかーんもそれはそれでいいけど、お腹の空き具合などをみながら時間をかけて味わうのもまたいい。
そろそろ寒くなってきたしなあと、帰る前にはおでんを注文。味が染みていて、これがまた美味いんですよ。
「しゃけスタンド」の周囲にはほかにも飲み屋があるし、万が一入れなくても全然問題ない。しばらく時間をつぶして待つのもいいしね。
お店は代田橋にあるのでそんなに行かないかもしれないけど、下高井戸シネマで映画を見てその帰りに寄るのがおすすめ。
あの映画館も渋くていいですよね。ちなみにこの日はソール・ライターのドキュメンタリーを見た帰りでした。
また見つけたら適当に書きます。
他人の恋愛話を聞くのが最高に好き
「山口さんって、すぐ人の恋愛話を聞きたがりますよね笑」って大学生のころに言われました。そう、すごく好きです。人の恋愛話を聞くの。
まだ関係性ができていない二人の話を聞くのも楽しいし、こじれた複数人の話を聞くのも胸がざわつくし、失恋した人の話を聞くのもグッときてすごく好きです。
こう書いてみると他人の感情を楽しみに生きているゲス野郎みたいに聞こえるかもしれませんが、いやいや、やっぱり人の恋愛について知るのはとてもいいものですよ。
10年くらい前に冒頭のフレーズを言われたとき、思わずこう口をついて出ました。「うん、好きなんだよね。だって恋愛ってその人のことが一番出るわけじゃない?」
言葉にしながらそうだよなあと、内心、膝を打ったのを覚えています。
どこを好きになったのか? 距離を縮めるために何をしたのか? その結果どういう反応が生まれて何を思ったのか? 許せないポイントはあるのか? なぜ二人は一緒にいるのか?
すごく面白いですよね。全ての価値判断がそこにある。
というわけで、失恋についての話を集めてみました。11月23日の文学フリマで「失恋」をテーマにした同人誌「失恋手帖」を出します。ほかのどんな話を聞くよりも、「その人」が映し出されるエモさ。
インタビュー
海猫沢めろん「恋愛というドラッグ、あるいはホラー」
エッセイ
宮崎智之「中田英寿に似た男は信用できない」
嘉島唯「あの子が消えた日」
しげる「彼女と炊飯器と、Kさんのこと」
坂本七海「天国」
チョーヒカル「雨の高円寺、削られていく身体とこころ」
高橋勇成「僕の場合」
にゃるら「二次元への失恋」
アオヤギミホコ「どうか捨てておいてください」
幡ヶ谷はつだい「彼女はオーガと『旅』に出る」
中道薫「やがて悪癖」
烏丸おいけ「思い出は、未来の残骸」
ぼくは一部エッセイを担当してあとは賑やかしみたいな感じですが、どの話も「その人」がにじみ出てすごく面白いです。「うまい話」なんて聞き飽きたからリアルが欲しいと思ったら、ぜひ手にとってみてください。
売る場所
東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分・第二展示場
カ68「ピータン」(団体名の理由は聞くな)
価格:500円(たぶん)
会場に足を運べない! という方には、ポルカも用意しております。こちらは見本盤(電子)になりますが、よければご支援をお願いいたします。
初めて同人誌なんて作ってみましたが、誰かと何かを共同作業で作るってすごく面白いですね。InDesignとかできませんが、継続して何か作ってみたいなあという気持ちになりました。
会場で声をかけてくれたら泣いて喜びます〜〜〜〜よろしくお願い致します!
ドライフラワーに囲まれてお茶するカフェ「cotito」が素敵すぎてぶったまげた
最近ドライフラワーに興味を持ち始めて、いくつか部屋に飾ってみたんですよ。
他にもドウダンツツジや野ばらなど、枝ものをデスクに置いたり。これがなかなか落ち着いていい。
そんなことを周囲に話していたら、ちらっと「こんなお店があるよ」と教えてもらいました。それがこちらのカフェ、「cotito」。
ドライフラワーいっぱいに囲まれた店内で、お茶と焼き菓子が楽しめるということで、行ってきました。
西荻窪から北に徒歩10分ほど。少し歩きますが、大通りをまっすぐ行くだけなので迷わずたどり着けます。
店内には見渡す限りのドライフラワー。詳しくはないので何がどんな花なのかは分かりませんが、風情があっていい。
いいなー。自宅もこれほどまでではないにしても、ドライフラワーで飾りたいなー。
コーヒーは1杯550円、焼き菓子付き。こちらはラムのガトーショコラ。ラムの香りがしっかりしてます。
他にもカフェラテやティーなど、基本的な飲み物あり。メニュー写真撮っておけば良かった。
ただ、ご夫婦とスタッフ一人で運営していることもあり、店内はわりとこじんまり。8席しかないので、電話してから向かった方が良いかもしれません。
入り口には焼き菓子の販売コーナーも。
ギフトセットにも対応していて、ちょっとした手土産に買っていくのも良さそうです。
こちらのカフェ、週2〜3日くらいしか営業してないんですよね。しかも、日程によっては焼き菓子販売をしてなかったり。
事前に営業日程を確認しておくのが吉です。
NEWS — 営業日のお知らせ
Instagramでも営業日を告知しています。
www.instagram.com
相談すればお花の注文もできるみたいで。部屋にドライフラワーを飾りたいのですが〜と、相談してみようかなあ。
その手のお花屋さんが近所にないんですよね。うーむ。他にもいいお店を見つけたら行ってみます。
チームに差し入れするの雰囲気良くなるしサイコー。職場近くにあった素敵ドーナツ屋さん「HOCUS POCUS」
職場が永田町に移転して1年。ずっと知らなかったんですけど、オフィスの裏をちょっと歩いたところにいい感じのドーナツ屋さんがあったんですよ。
みんな忙しそうだし、余裕がなくなってきて辛くなってきたらアレだなーと思ってる時に、見つけました、良さげなお店。
hocuspocus.jp
紀尾井町ガーデンテラス、永田町駅より徒歩数分。緑に囲まれたビルの1Fを進むと、入り口。
ドーナツがずらりと並ぶ店頭。清潔感ばっちりで綺麗なレイアウトです。
手前は蒸しドーナツでふんわり、奥は焼きドーナツだからサクサクとした食感。そんな並べ方らしい。
フランボワーズのドーナツも。価格帯はプレーンが320円で、他は高くてもチョコドーナツが480円。コーヒーは500円しないくらいの価格帯でした。
ぼーっと眺めていたらピスタチオを試食できました。
店内はこんな感じ。平日の昼過ぎ、雨が降っていたからかガラガラ。誰もいないから作業しやすそう。変にスタバ行くより快適かも。
たまたま人数が少なかったのは、正直言ってありがたかった。
「うわ〜美味しそう〜」「いろんな種類ある!」「わたし先に選んでもいいですか?」
っていう反応で楽しかったです。
一番奥がプレーン、右手がオレンジで、左手がピスタチオとホワイトチョコ。手前がチョコドーナツです。
お、もちっとしていて美味しい。甘すぎず、スッキリとした口当たりで食べやすい。ジャムがちょっとかかっているからか、若干の酸味がこれまた合う。
他にもいろんな種類のドーナツが、ここにある以上に数種類ありました。オフィスから歩いて数分だし、また行こうかなあ。
ちなみに、チームの人たちから「このチームで良かった!」「Ryoさん最高だなあ」という声も。飲みに連れて行ってご馳走するより気軽だし、これ、いい。
ちょっとしたことがコミュニケーションを生むっていうこと、ありますよね。またどっか出かけて差し入れ買ってきます。美味かったなー。
インターネットで知らない誰かの言葉に出会う、ささやかだけど確かな幸せ
「人生を豊かにするのは、ささやかだけど確かな幸せである」と、ずーっと昔に森鴎外が言った。どの小説だったか。この言葉がすごく好きなんですよ。
ボードゲームも読書も猫と遊ぶのも自転車も楽しくはあるのだけど、インターネットで瑞々しい文章に出会うのはそれに勝る喜びがある。
Twitterでもブログでもなんでもいい。誰が書いたか知らないけど引き寄せられる、胸の奥の方からぐわ〜ってじんわりくる文章がある。
この前、Tumblrで就活中の学生のものと思われる日記を見つけた。これがすごく良い。
夜、バスが来ないのに焦れて初めてタクシーに一人で乗った。四千円分道路を流しながら、ずっとこうしてたいと思った。どこにも行かれないのはわかっている、わたしはわたしの足でしか歩かないからほっといて。
こんなおとなになりたかったんだっけ、と23時の街を見下ろしながらぼうと思う。霧が出ていたけれど、青葉城址から見下ろす夜景はとうとく煌めいていた。東京と比べたらなんてちっぽけな、所詮子供騙しのような都会で、けれど、これらは確かにわたしたちの生活が詰まったひかりだ。三年間こんな街に住んでいたんだね、全然しらなかった。
Tumblrを何気なく眺めていて流れてきた日記なのだけど、グッと引き寄せられた。ある一時期にしか見られない限られた風景のような。瑞々しい、だけど少しだけささくれのある言葉選び。
自分じゃ書けないなあ。
場末の店でひとり飲むのも好きで、隣り合ったおじさんと話すことがある。休日の16時からチューハイを飲んで、野球を見るかクロスワードパズルをするか、そんな感じでだらだらやってるおじさん。
これくらいしか楽しみがないんだよねえ、なんて雑誌のクロスワードのページを開きながら話してくれる。これ分かる? うーん難しいですね。ところで……と昔の話などを聞く。
インターネットで名も知らぬ人の言葉に出会う、飲み屋でおじさんの話を聞く。特別な何かはなにもないかもしれない。でも、そこには確かに彼 / 彼女の物語がある。その一端を少しだけ聞かせてもらっている。
そんな瞬間は、自分にとっての「ささやかだけど確かな幸せ」だなあと思う。
ともあれ、この人の日記すごくいいです。暇なときに読んでみてください。
あ、冒頭の森鴎外の言葉はデタラメです。