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【恵比寿・えびす堂】やっぱり人間は肉ととうもろこしを食べるべきと知る

ヤマザキマリが描く「スティーブ・ジョブズ」を読んでいると、肉なんて食べずに菜食主義者になった方が、なんだか見えてくるものが違うんじゃないかなあと思えてくる。

「母さん…僕が菜食主義で、月明かりで処女が摘んだ葉物しか食べないの知っているだろう…?」と、ジョブズがガレージにやって来た母親に向かって言う。

うん、これは突き抜けてる。普通じゃない。

そのようにして菜食主義に憧れを持ちつつも、先日足を運んだ恵比寿にある「えびす堂」。肉が美味い。やっぱり菜食主義なんて不可能かもしれないと現実を教えてくれるお店だった。

「新聞で肉汁が跳ねるのを防いでねー」

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鶏肉の溶岩焼きなるこちらの一品。ある程度ご飯を食べたあとでも、この音を聞いたからには手を付けざるをえない。箸を伸ばして口に運ぶ。

う、美味い。

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それだけではなく、すじ肉とじゃがいもも半端ない。とろっとろに煮込んだすじ肉が舌先でとろける。じゃがいもはやわらかく、下に残りがちな「くどさ」をほんの少しだけ中和してくれる。

やっぱり肉は美味い。腹部の肉もどうにかならんかなー。

もちろん肉以外も美味い

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コーンビーフを混ぜ混んだポテトサラダに、刺し身の盛り合わせやレバーパテなども食す。珍しいのはとうもろこしの揚げ物。

揚げてあるとはいえ油にまみれているかというとそうでもなく、とうもろこしの質感と絡み合って程よい甘みだ。肉を食べてまだ物足りない、だけどそこまで重たいのはいらないかなあなんて時にぴったりだ。

とうもろこしなんて、お祭りくらいでしか食べる機会がないのだけど、ここでならたんまりと食べられる。とうもろこし畑を走り回りたい。

恵比寿駅から徒歩5分

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ふらっと1人で寄る、なんていうお店ではないけれども、仕事終わりに何人かで立ち寄るなら丁度良いかもしれない。

今度はどこに行くかなー。