猫がご飯に見えるのはどんな時か
我が家の猫は食いしん坊だ。朝が来てはにゃーにゃー鳴いて主人を起こしてご飯をねだり、日が落ちては部屋をバタバタと走り回りご飯をねだる。キッチンに立つと「お、ご飯かな?」と駆け寄ってきて物欲しそうな目でこちらを見る。
その眼差しに負けて煮干しをあげることもある。
ご飯を食べたあとはすぐに横になる。家猫だからか基本的に寝てばかりいて、その姿がなんだかお団子みたいに見える時がある。おかしいな、ご飯をねだられているばかりで、こちらも食欲がわいてくる。
いつもお団子に見えるわけではないが、あるカタチをとった時にだけ、なんだかそう見えてくる。それってどんなタイミングだろう?
そんなわけで使ってみたいのがこちら、画像認識技術を使ったご飯画像判定サービス「画像解析できるマン」。画像をアップロードすれば、それがご飯かどうかを判別してくれるというものだ。
画像解析できるマンが、もっと賢くなりました
http://t.co/iPMzs1U9G3
リリース時の精度は86%程度だったのですが、アルゴリズムの改良・教師データの拡充により90%を超えました。
今日のお昼ごはん・晩ごはんで試してみてくださいな!
— akausagi (@usagee_jp) 2015, 6月 2
例えばブタ型のスイーツをアップロードしてみると…。
「ごはんだな!」。よくわかってるじゃないか。
これを猫で試してみる。
正面からだとダメぽい
普通のアングルである。これはご飯に見えない。
ぐだーっとしているこれもダメ。うーん茶色かったらウインナーみたいに見えたのだろうか。
丸くなってるところで試す
過去の経験から言うと、丸くなっているところを後ろから捉えた一枚はご飯に見えやすい傾向にある気がする。丸みが食欲をそそるのだ。
さっそく後ろから撮影した写真を探してみた。
うーんダメか。まあ色合い的に食欲がわかないしなあ。焦げてる。
ちょっと明るいところで撮影してみると…。
「ごはんだな!」。これだ。黒さを帯びながらも丸みに包まれ、ぷにぷにとしてそうな肉感。ゴクゴクと水を飲んでいるその姿を見るだけで、こちらの食欲も倍増だ。誰か焼き肉にいこう。
こちらもご飯と判別された。「ごはんだな!」。正直言うと、いやちげーし、と内心は思うのだけれども、肉厚な団子感はほとばしる。いつかあの著名な絵本「ちびくろサンボ」に登場するトラたちのように、走り回って団子になってしまう日は来るのだろうか。
虎たちのケンカはまったく収まりません。相手を食べてしまおうと、あいかわらずお互いのしっぽをかんだまま、木の回りをぐるぐると回るばかり。
虎の輪はだんだんとスピードをあげていきました。輪の速さはぐんぐんと上がっていき、いまや、どれが足でどれが頭かさえ分からないほどです。
それでも虎たちは早く早く走り続け、そのままとうとう溶けてしまいました。
椰子の木の回りに、溶けた虎のバターができたのです!
ちびくろサンボ(ちびくろさんぼ)
改めて読み返してみるとサイケ感が半端ない一冊でなんとも胸が熱くなる。トラが走り回るとバターになるらしい。なんだそれ。だがそれがいい。
息子に「ちびくろサンボ」を読んであげたら「うふふ、これはウソだよねぇ、パンケーキ169枚も食べられないよねぇ」としたり顔で笑っている。この話にかんしては、お前、他につっこむところがあるだろうが。
— びっくらこきのすけ (@bicrakokynosky) 2014, 11月 18
ちなみにこれもご飯らしい
SmartNewsの公式キャラ地球くん。地球に対して「ごはんだな!」。それはあれか、ブラックジョークの一種なのか。
スイカに間違えられます
— 地球くん (@chikyukun) 2015, 6月 2
結論:猫といると食欲がわいて太る
暇なの?
うるさい。