@d_tettu blog

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ギャラリービルにひっそりと佇む「森岡書店」に行ってきた

東京・茅場町のオフィス街の井上ビルにある「森岡書店」に行ってみた。ビジネス街のど真ん中、表通りからちょっと入った路地にあるギャラリー兼古本屋。

茅場町には友人との食事の約束で足を運んだのだけれど、ちょっと空いた時間を活用する場所がない…。ということで、暇だったこともあり、昔の記憶を引っ張り出してあーこれだこれだと。

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戦前からあるビルらしくて、手すりなんかも趣深い。おおー、ここの3階、305号室。

踏み入れてみると指輪やネックレスといった気金属系の展示をやっていた。ほえー。出展されているものおしゃれで素敵だった。
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今回は本は少なかったのだけれども、普段は海外の写真集や美術書が多いとか。しかしまあ冊数が少ない。もちろんスペース的に仕方のない点もあるのだけれども、どうやらそれには森岡さんなりの考えがあっての事のようで。

私が借りる前は古道具屋さんがはいっていて、それを見に来たところすごくいい建物だなって思ったんです。天井の高さとか壁の質感とか、川沿いっていう立地とか。そしたら『この店を辞めて長野で有機農業します』って張り紙があったんです。そのときに『ここ、古本屋にしたらいいんじゃなか』って直感が生まれて、1週間でやることを決めてしまったという感じですね。古書店は少なくとも1万冊くらい本を揃えるのが定石だと思うんですが、ぼくは100冊くらいしか揃えなかったんです。神保町時代は本の量が多すぎて把握できなかったので、自分でやるときは把握できる量でやりたかったんです。
第1回 森岡書店 森岡 督行さん | ブログ | マガジンワールド

そんな森岡書店。学生時代に神保町に通ったことを思い出した。
ロシア文学なら日本一とかいう噂の書店、いわゆるカルチャー誌、ファッション系などカジュアルな書店など、授業の合間に色々と足を運んだ。そこはギャラリーというかまさに「書店」だったのだけど、ページをパラっと開いた時の「発見」、偶然に出会えた喜びのかけらみたいなものをふと思い出した。

あまり時間もなく長居はできなかったのだけど、また機を見て行ってみたい。