【日記】久しぶりの休みだったので奥多摩をぶらり
特に行き先を決めずに
久しぶりに暇になったので、これはせっかくだし何かしなきゃと思い電車へ。奥多摩に向かうことにした。
電車に揺られることを想像してなんだか本を読みたくなったので、駅前の書店で村上春樹の「羊をめぐる冒険」を購入。懐かしい。
青梅に向かう電車の中で静かにページをめくる。部屋でだらだら過ごしているよりも、なぜかページが進むのが早い。
どうして「移動」は読書を加速化させるのだろうと思い、窓の外に目を向ける。少しずつ建物が少なくなっていく景色に、心が踊る。フリフリ
高校生くらいの時から、高速バスや電車での移動に、よく本を読んでいた。その時が一番読書が捗った。「移動」はどこか人の心持ちに変化を与える。
そんなこんなでちょうど読み終えた頃に奥多摩駅に着く。閑散。そりゃそうか。平日だ。
駅前の小さな商店で軽くパンとお茶を買う。おばちゃんの姿が見えなかったので、のんびりと待つ。「ごめんなさいね、急にぽつりときたもので」。ちょっとだけ雨が降ってきた。
いえいえ、と挨拶して渓流に足を進める。通りに猫がいた。これがかわいい。
人馴れしているからなのか、撫でても特に嫌な顔はしなかった。むしろお腹を見せてくるやつだった。
猫と遊ぶのもそこそこに、フラーっとあたりを歩いてみる。道路は舗装されているが、一歩渓流に道をそれると、すぐそばに川が流れている。駅から徒歩3分。近い。
そのまま山の方へのんびりと歩いていく。暫く進んだ先に鋸山への道があったので、軽く登ってみる。
道は細くて登りにくく、しかもかけられた橋が丸太でぐらぐら。よくゲームなんかで見る細い道を通るアクションがリアルに。小雨も降っていたので、滑りやすくちょっと怖かった。
しかしまあ、こういう体験はこれはこれで楽しい。
1.5時間ほど歩いて雨もちょっと強くなってきたので、そのあたりで引き返すことにした。一人で行動し、かつ周囲には人の姿もない。
汗もかいたので、駅から約10分ほどの場所にある温泉へ。780円とそこまで安くはないが、露天風呂もあるし休憩所もあるしでなかなか良い。
そこそこ疲れもとれたので、駅に戻ることに。
正味5時間程度と長居はできなかったが、家には猫もいるし早めに帰るか、と帰路についた。自宅では猫がドーンと待っていた。「ウニャーーー!!!」。お腹が空いたようで元気がよろしい。
週末に山へ向かう際は、これまでは御岳山とかあのあたりばかりに行っていたが、これからは他の場所にも足を運ぼうと思った。
あとやっぱり休むの大事。