@d_tettu blog

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maltine「東京」で感じたユース・カルチャーの今

ほとばしるキラキラ感

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変なお立ち台ある。#tokyo0505 tokyo
久しぶりにフリーだったのでmaltine recordsの「東京」に足を運んでみた。
LIQUIDROOMでmaltineイベントを見るとなんだか不思議な気持ちになったが、実際に見て改めて感じたのがそのユース・カルチャー感というか、キラキラ感。
以前渋谷で行われた「山」の際にも感じたが、今日またその印象を強くした。

「ナード」との合流地点

そもそもmaltineを知ったのはimoutoid経由だったのだけれど、その時点ではそこまでキラキラした雰囲気は感じておらず、どちらかと言うとカットアップ手法に見るネットカルチャー的な潮流のほうが印象深かった。ナードといった方が適切か。
アニメやエロゲの印象的な一節を切り取り、再構築して楽曲化するそのやり方がとても面白かった。今ではどこでも聞ける普遍的なやり方だが、当時はとても新鮮だった。今もしも存命であればどのような作品が出ていたのだろう。
彼についてはtofubeatsも下記のように言及している。

たくさんあるんですけど、例えばボイスチョップっていうボーカルを切り刻んで行く手法なんかも、今でこそ色んな人がやって当たり前みたいになってますけど、この時期にエレクトロニカ的なやり方でこれがここまでやられているっていうのも作り手としては衝撃でしたね。
ある意味『脱臭』してるんです。こういうギャルゲみたいなものへのオマージュもそうですけど、昨今だとアイドルソングなんかのエディットが流行ってますよね。『ナードっぽいものをナードっぽいものとしてエディットしない』っていうやり方を、もう当時からやっていたんです。
HAKOBITSU | STEPS

そんなナード的な香りはそこまで多くはないが、どこかしら感じる瞬間はあった。それはokadadaが「JUST COMMUNICATION」をかけて盛り上がる時だったり、(^o^)ホモォなアニメ映像(作品名は忘れた)が流れたりした一瞬だったりした。もちろん、今ではそれさえも手法化されたものであるとはいえ。
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増えた #tokyo0505

DENPAとはまた別文脈か

そういったナード的な要素もアイコン化して楽しむ今の若年層を見てとても面白かったし、盛り上がっている人たちを見て自分が年をとったことを実感した(そこまで変わらないけど)。
文化系ヒエラルキーの上位層のような雰囲気を覚えたイベントだったが、それはどちらかと言うとインテリ系のそれというよりは渋谷・原宿寄りの肉体的なそれだった。
渋谷・原宿カルチャー×ナードというと「DENPA」も想起するが、そう言えばあれはどうなったのだろう。最近耳にしなくなった。
ともあれ、LIQUIDROOMに足を運んで「あー今ってこんな音楽や場所にこんな人が集まるのかー」と、おぼろげながらも時代の変化を感じた。
それがどのようなものであるか、まだ適切な言葉は持っていないが「渋谷・原宿カルチャー×ナード×ヒエラルキー上位層」といったようなカオス的な印象はどこかで文字に起こす必要があるかもしれない。
細かい点は置いておくとして、印象だけでも改めてメモっておこう。

もう30が近い

芽がでない〜芽がでない〜30過ぎても芽がでない〜
芽がでない〜芽がでない〜やる気はあるのに芽がでない〜
_人人人人人人人人人人_
>30過ぎても芽がでない<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

この言葉の絶望感たるや