@d_tettu blog

メディアとかウェブとかネコとかそこらへん。たまに日記。

【プラ版工作】ウェブサービスを身に着けたい

インターネットが好きだ。

インターネットになりたい。だけど、それは難しい。デジタル空間に足跡や擬似的な自我を残すことは可能かもしれないが、僕自身がインターネットで生きることは極めて難しい。

では、インターネットが僕に近づくのは可能だろうか?分からない。だけど、やってみる価値はありそうだ。

ということでプラ版でアクセサリーを作ってみよう。そうすればデジタルからリアルに何かが近づくかもしれない。

人間に最も近しい存在はTシャツかアクセサリーだ。Tシャツは僕らの皮膚になろうとしているし、アクセサリーは僕らのパーツになろうとしている。

ウェブサービスをアクセにする

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用意するのはプラ版とアクセサリーを作るパーツ、ポスカ。アクセ用品は貴和製作所で買った。ちなみに、貴和製作所の店内に男性は僕しかいなかった。

群衆の中でも孤独というものはあるんだな、と、僕はその時初めて気づいた。つながりなんてものは日常的には希薄な事象なのかもしれない。

さて、まずはTwitterの「あの鳥」を書いてみることにしよう。

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下書きをして…。

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多摩川浅間神社のお祭りにふらっと立ち寄る

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多摩川浅間神社の宵宮祭に行ってきた。宝石みたいなりんご飴。

そこまで大きなものでもない、こじんまりとしたお祭りだったのだけど、それくらいのサイズ感がちょうどよい。

Olympus Airを手に入れてから写真を撮るのが楽しくなってきた。これまでの「iPhoneでいいや」から大きな転換だ。

「でもまあそのうちiPhoneで一眼レフ並の写真撮れるようになりそうだけどね」と友人。いやまあそうかもしれない。それまではOlympus Airでキャッキャウフフしていよう。

猫がご飯に見えるのはどんな時か

我が家の猫は食いしん坊だ。朝が来てはにゃーにゃー鳴いて主人を起こしてご飯をねだり、日が落ちては部屋をバタバタと走り回りご飯をねだる。キッチンに立つと「お、ご飯かな?」と駆け寄ってきて物欲しそうな目でこちらを見る。

その眼差しに負けて煮干しをあげることもある。

ご飯を食べたあとはすぐに横になる。家猫だからか基本的に寝てばかりいて、その姿がなんだかお団子みたいに見える時がある。おかしいな、ご飯をねだられているばかりで、こちらも食欲がわいてくる。

いつもお団子に見えるわけではないが、あるカタチをとった時にだけ、なんだかそう見えてくる。それってどんなタイミングだろう?

そんなわけで使ってみたいのがこちら、画像認識技術を使ったご飯画像判定サービス「画像解析できるマン」。画像をアップロードすれば、それがご飯かどうかを判別してくれるというものだ。

例えばブタ型のスイーツをアップロードしてみると…。

「ごはんだな!」。よくわかってるじゃないか。

これを猫で試してみる。

正面からだとダメぽい

普通のアングルである。これはご飯に見えない。

ぐだーっとしているこれもダメ。うーん茶色かったらウインナーみたいに見えたのだろうか。

丸くなってるところで試す

過去の経験から言うと、丸くなっているところを後ろから捉えた一枚はご飯に見えやすい傾向にある気がする。丸みが食欲をそそるのだ。

さっそく後ろから撮影した写真を探してみた。

うーんダメか。まあ色合い的に食欲がわかないしなあ。焦げてる。

ちょっと明るいところで撮影してみると…。

「ごはんだな!」。これだ。黒さを帯びながらも丸みに包まれ、ぷにぷにとしてそうな肉感。ゴクゴクと水を飲んでいるその姿を見るだけで、こちらの食欲も倍増だ。誰か焼き肉にいこう。

こちらもご飯と判別された。「ごはんだな!」。正直言うと、いやちげーし、と内心は思うのだけれども、肉厚な団子感はほとばしる。いつかあの著名な絵本「ちびくろサンボ」に登場するトラたちのように、走り回って団子になってしまう日は来るのだろうか。

虎たちのケンカはまったく収まりません。相手を食べてしまおうと、あいかわらずお互いのしっぽをかんだまま、木の回りをぐるぐると回るばかり。
虎の輪はだんだんとスピードをあげていきました。輪の速さはぐんぐんと上がっていき、いまや、どれが足でどれが頭かさえ分からないほどです。
それでも虎たちは早く早く走り続け、そのままとうとう溶けてしまいました。
椰子の木の回りに、溶けた虎のバターができたのです!
ちびくろサンボ(ちびくろさんぼ)

改めて読み返してみるとサイケ感が半端ない一冊でなんとも胸が熱くなる。トラが走り回るとバターになるらしい。なんだそれ。だがそれがいい。

ちなみにこれもご飯らしい

SmartNewsの公式キャラ地球くん。地球に対して「ごはんだな!」。それはあれか、ブラックジョークの一種なのか。

結論:猫といると食欲がわいて太る

“猫"

暇なの?


“d_tettu"

うるさい。

「しおり」が欲しいために近所の書店に足を運ぶのです

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文庫に時々ついている「しおり」。出版業界ではスピンと呼ぶらしいあれ、今では新潮文庫しかつけていないという。

「しおり」をつけるために1冊あたり10円ほどの費用がかかるそうだが、新潮社はあくまでもそこにこだわる。

安価で軽装な文庫本といえども書籍であり、これを蔵書として扱う読者にこたえたい。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 新潮文庫のささやかな秘密。

キュン

個人的にもすきま時間に少しずつ読み進めるスタイルのため、しおりの存在はとてもありがたい。しかし、前述したようにどの書籍にもしおりが付けられているわけではない。新潮文庫だけだ。

つまり新潮文庫以外の本を読む際は、何か適当な紙とかチラシの切れ端みたいなのを本に挟んだりするわけだが、これがまったくもってイマイチ。風情がない。

「帰りの電車内であれ、もうちょっと読み進めようかな…」なんて楽しみに開いた文庫のページが、「セブンイレブン○○店がOPEN! 開店記念にアイスが○○%オフ!」みたいな文字で占められていたらどんな気分だろう。

友だちがいなくても1人でバーに行けちゃうスタイリッシュ&センス・オブ・ワンダーな村上春樹だって、一気に生活感で溢れてしまう。

「セブンイレブン」とためしに僕は言った。「アイスクリームがOPEN記念で安くなるらしいんだ」。
言うべきではなかったのだ。チラシが氷河のように冷たくなった。

ないな、これは。

僕らは本というある種の「ウソ」を読みたいのだ。セブンイレブンにそんな機能はない。現実はどっか行ってくれ。ラッシャイマセーオマチノカタハコチラヘー…

そんなわけで、本を買う際は近所の書店に足を運ぶようにしている。その書店のおまけ、しおりが楽しみだからだ。

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既成品なのか手作りなのかは知らない。ただどことなく可愛らしさがあるし、肌触りの良さがある。少なくともセブンイレブンではない。

「あってもなくてもいいけど、あれば嬉しい」程度の存在なのだけれども、なんとなくこれが欲しくてその書店に通っている。どうせどこで買っても同じなら、少しでも好感の持てるところで買いたい。

猫もなんか興味あるみたいだし。

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出版不況が叫ばれて暫くが経つが、将来像はおぼろげなままだ。書店だって明るい未来があるわけじゃない。売り上げはどんどん減っていくし、地域の書店はがんがん閉店している。

ここまで書いておいて、僕はできるだけ紙の情報は電子化したいと思っているし、買った本で「もう読む機会はないかもな」というものは裁断してクラウド行きだ。

だけど、なんとなくふらっと書店で買うとしたら、何と言うか「しおり」みたいな存在がきっかけになるんだろうなあ。

別にそれはしおりでなくても、リアルイベントにおける交流だったり、手書きのPOPでもなんでもいい。「体験」であればいい。「体験」を提供するということはとても難しいことだけれども、なんというか「しおり」的な存在を提供しないと厳しいんじゃないのか。

インターネットの世界でも「なんか居心地がいい」とか、「ここは自分の場所だ」みたいな、アナログな感覚がサービスないしメディアを左右するところがある。このあたりはC Channel・森川さんのMediumのエントリーに、感覚的にはかなり近い。

原宿のお店で「これいいですよ」とか「これ最高なんです」という接客をすると、お客が寄り付かなくなるらしいです。
なぜかというと、実はお客はモノを買いに来ているわけじゃなくて、そこを空間として見たときに、自分の居場所かどうかをまずは意識しているらしいのです。
自分の居場所だと認識して初めて「そこの商品を買ってもいいかな」となるのだとか。
サービスやブランドも一緒で、自分らしいかどうか、みたいな雰囲気をいかに作れるかが大事かなと思っています。
時代の変化は、結局若い人しか作っていない — The First Penguin — Medium

インターネットにはインターネットなりの、書店には書店なりの、それぞれの「しおり」がある。書店でしおりを受け取って、なんとなくそんなことを思う。

もうなんでもいいから夏休みになってマンボウとか見に行きたい











夏休みなんてないし、絵を眺めて胸が「あ〜〜〜〜」ってなる。それだけ。

この絵を見ているとクロノトリガーの「風の憧憬」が頭の中で流れ、もう届かないからこそ美しいとでも言うようなどこか切ない気持ちになる。そういえば地元のあの子、どこで何しているかなあ…。

なんて考えていても現実は滞りなく進むし、キーボードをパタパタやってTwitterを見ている僕の隣では猫がうんちをしている。くせえ。いくらかわいくてもクソはするしお腹が空けば寝ている僕の頭を叩く。現実を見ろ。僕らは生きていかなきゃいけないんだ。

アッパーな方々は「デュアルライフ☆彡」とか言って一足早くハワイに旅立っているかもしれないが、現代社会の底辺、コンクリートジャングルをゆく我々ソルジャーにはそんな未来はない。デュアル?なんだそれ?オリンパスが開発した早期大腸がんにも適用可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)用処置具「デュアルナイフ」のことか?

「デュアルナイフ」の主な特長

  • 簡単な手元操作で2段階にナイフ長の調整が可能。
  • ナイフ先端に突起を設け,切開の操作性を向上。
  • シースの細径化により,内視鏡の鉗子挿通用管路への挿入時も粘液の吸引性が高く,手技の効率化に貢献。

その他 - オリンパスメディカルシステムズ,早期大腸がんにも適用可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)用処置具「デュアルナイフ」「フックナイフ」「コアグラスパー」の3種を発売

ひとまず健康に過ごしたいなと思いました。なんでもいいから早く夏になって煩悩を吹き飛ばしてくれないか。
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【強震モニタ】地震の広がりが一目で分かる「あの画像」はどこで作られたか

http://i.imgur.com/NDmFDE1.gif
今回の「小笠原・神奈川震度5強」地震発生後、揺れと拡散が一目で分かるということでTwitterで拡散されたこの画像。何これ超いいじゃん。

これどこに置いてあるんだろう?

画像にはNIEDとあるから防災科学研究所に置いてあるんだろうとちょいと探してみたら、ここにあった。
強震モニタについて

強震モニタは、防災科研が全国の強震観測網(強い揺れを記録するための地震計のネットワーク)の地震計で観測した今現在の揺れを、そのままに近いかたちで配信しているWebサービスです。

なるほどーこういうのがあったのね、知らなんだ。地表だけでなく地中に地震計を設置してある地点もあり、切り替えて表示できるようになっている。2ちゃんにも「強震モニタ監視スレ」があるようで、ここの人たちがGIFを作成してアップロードしたようだ。たぶん。

2ちゃんねるには、この強震モニタを観測するスレッド《強震モニタを見守るスレ》が存在している。震災への関心が一気に高まった東日本大震災後からスタートし、現在、793スレ目。このスレッドでは噴火以前より御嶽山付近での地中変化を指摘する声があったという。
「強震モニタ」が示す次の地震・噴火危険地帯 | 日刊SPA!

試しに強震モニタでGIFを作ってみた。今は地震も何もないので殆ど動きがない。

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1時間前の動きまでしか追えないので、そこはちょっともったいない。

そんな多くのデータを置いておけないとか、実際は裏で持っててリアルタイムに公開しているのがこれだけとかあるだろうけど、出来る限りフルでオープンにしておいてくれたらなあ。

なおGIFの作成にはこちらのアプリを利用した。スクショと同じ要領でGIFを作成することができるので非常に重宝する。

次はいつどこで使うか分からないけど、何かしらこれで遊ぶ時がまたくるだろう(地震は嫌だなあ)。

GifGrabber

GifGrabber

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「既存の商業メディアに乗るのがゴール」のちょっとしたがっかり










ちょっと主旨は異なるかもしれないのだけど、ある知り合いのライターの方が、「おれは今の自由な身の振りを捨てずにやっていきますよ」みたいなことを色んなところで言っておいて、いわゆる大手から声がかかった瞬間に目が輝きだしたっていうのを思い出した。

僕は特にそれを悪いとは言わないし、目の前にやってきたチャンスボールに対してちゃんとバットを振ることは良いことだと思うのだけど、なんというか「ん?」と感じないでもなかった。

これまで築いてきたスタンスがあったとしても、ある種の「可能性」や「期待」が転がってきた時に、それをやり過ごして通り過ぎるということは難しいことなんだろう。

僕らは生きていて、日々食う飯や酒を確保せねばならんのだし。

こうすれば、マクドナルドでも「豊かな暮らし」ぽく撮れる

ご飯を作るのも面倒だし今日はマクドナルドでいいかあ…とか言ってむしゃむしゃと食べていると、どこか切なくなってくるものです。せめてインターネットの世界だけでも「豊かな暮らし」ぽさを出していきたい。デジタルは僕らの願望をカタチにしてくれる。

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撮ってみたものの全く「豊かな暮らし」ぽさが出ない。

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これまた厳しい。なんか「豊かさ」どころか餌っぽさが出てしまっている。

これではダメだと、レジに持って行き「これやっぱり持ち帰りたいのですが…」。なかなかに恥ずかしい瞬間だ。

「豊かな暮らし」ぽい写真ってどんなのだろう、と思いInstagramをあさる。そう、こういうのが「豊かな暮らし」ぽい。

横からはこんな感じ。

Kei Yamazakiさん(@keiyamazaki)が投稿した写真 -

豊かさすごく出てる…!果物にヨーグルト、たまごに野菜と色とりどりなラインナップ、栄養も考えられていそうだ。なんかちゃんとした日々を過ごしている気がする。体の調子を把握してちょっとでも具合が悪くなるとすぐ気づきそう。いつだって寝不足の僕には少し遠い世界だ。

「まずは丸い皿だな」と自宅のキッチンから取り出したこちらのお皿。酉の市で見つけたお気に入りの一枚(こういうアイテムに「お気に入り」って単語を使うと豊かな暮らしぽいよね)。

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とりあえず乗っけてみた。

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うん、なんか違う気がする。

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包装紙をとってみたが、なんかまだ物足りない。

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使いもしないけどナイフとフォークを置いてみる。お、なんかそれっぽくなってきた。

これにInstagramのフィルターをかぶせて…。

豊かな暮らしだ……!ディスイズ豊かな暮らし…!

  • 小物を置くだけで全然印象が違う。適当にフォークとか置いてみよう。
  • 角度を変えるだけで全然印象が違う。斜めとかから撮ってみよう。
  • 写真が下手?どうでもいいからInstagramのフィルターを使うだけで全然印象が違う。なんか淡くなりそうなやつ使ってみよう。

日々の暮らしがゴミカスでも、アイテムと写真で「豊かな暮らし」は作ることができる。これでみんなから「いいね」をもらえる。あーゆたかだなあ。いんたーねっとのせかいではぼくもゆたかにいきていけるんだなあ。

合わせて読みたい

この際、本当にリア充かどうかはどうでもいいです!SNSの向こう側で見てる人にはわかりはしないんですから。カップの後ろにもうひとつのカップや人の影を写すだけでオッケーです。なんだったらタバコでも持ち歩いて写真写すときにこそっと置いておきましょう。みんな勝手に「彼氏いるんだ」って勘違いしてくれますよ。

kakeru.me

スマホに装着するカメラ「OLYPUS AIR」で猫と遊んだらすげーかわいかった

我慢できなかった、すまない


スマホに装着して撮影するタイプのカメラ「OLYPUS AIR」を偶然見つけたので買ってしまった。本体のみ中古で30,000円と、発売開始から日も浅いためか安くはなっていなかったが、これも何かの縁だろうと店員さんに相談しながらも「買います」。

スマホアプリから操作できるのでレンズのみ、なかなか変わった筐体をしているので、ガジェットなどに興味のない人はイメージがわかないかもしれない。

なんかロボットっぽい。

このカメラの良いところは遠隔操作、一般のカメラと異なるアングルで撮影できるという点にある。というわけで、猫を撮ってみることにした。
レンズはPanasonicの「H-H014」を使用。あんまり猫撮影には向いてないぽい。評判と汎用性、値段だけで買ったので詳しくは分からん。

使うのはこれ。

自撮り棒と猫じゃらしに、OLYPUS AIR。

これが、こうなって。


こうなる。

これで猫じゃらしと遊ぶ猫を、近距離で撮影することができる。洗濯バサミではさめば今日から猫撮影マスター。猫の写真で有名な写真家・岩合光昭さんもこれで超えられる。見よ、あれが巴里の灯だ。
ここまでの写真はiPhoneで撮影。まあキレイに撮れるよね。

撮ってみた

ふおお。興味を持ってくれた!


 

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突撃してくるところはさすがにブレた…。タイミングが合わない。

遊び疲れて反応しなくなった

虚無な目をしておる…。

設定は何もいじらずにひたすら撮り続けたのだけど、普通だと撮影しづらい距離感で撮れたのでとても面白かった。何よりかわいい。やっぱり猫は大正義。

Wi-Fiを経由してスマホと連携させるので、自宅の場合はWi-Fiの切り替えが面倒という難点はある。いちいちiPhoneの設定からWi-Fiを切り替える必要があるのよね。まあこればっかりはどうしようもない。

また、「パパっと起動して撮影する」という用途にはあまり適さないような気もする。アプリを起動しないと撮影ができないので、どうしてもそればっかりは数秒のラグが生じてしまう。Androidの場合は挙動が違うらしいが、あいにくと所持していないのでこちらは確認していない。

まあ瞬間的に撮りたい場合はiPhoneでいいかもね。

猫と遊んでいたら結構な時間が経ってしまった。猫は眠そうな顔をして部屋の隅でぐだーっとしている。1カ月後にOLYPUS AIRをちゃんと使っているかは分からない。猫を撮った時点で満足だ。

なお、飲み屋でこのカメラを使っていたところ、周囲のお客さんから「きゃーなにあれすごいー」とキャッキャウフフな状態になったことをご報告させていただく。



「豊かな暮らし」では一生出会えないであろう東銀座・蘭州の暴力的な肉丼

「豊かな暮らし」なんて欠片もないかもしれない、それでもここには懐の深さがある。フツーの中華料理に飽きたなら、東銀座の「蘭州」に行ってみるといい。

東京カレンダーの編集長による紹介文にはこのように書かれている。

盛りの良さに定評のある、銀座の名物店『蘭州』。人気の丼は、その名も「肉丼(¥1,100)」。厚めに切られた豚肉を、オリジナルの合わせ味噌で焼き上げた一品。ピリ辛な味わいが後を引く。+¥350の大盛りは、2人前以上の量。覚悟の上注文を。
編集長が『ぐるナイ』で紹介できなかったベスト銀座肉丼10 (東京カレンダー) - Yahoo!ニュース

惜しい。おそらく確かに初心者にはそれでいいかもしれない。しかし僕らには物足りない。真の蘭州に求められるのは決して「盛りの良さに定評のある」なんてものじゃない。そう、僕らが欲していたのはお上品な育ちの良さなんてものではなく、ただの肉だ。物量だ。暴力だ。

久しぶりに足を運んだ僕らが頼んだのは炒飯。そのあとにこう付け足す。

「その上に、肉ニラ丼と、麻婆ナス丼をのっけてください。プレートで」。

どーん

どーん

どーん

どこまでも暴力的な物量作戦に出る蘭州。まさか揚げ物まで出てくるなんて予想外だ。それにこの量は頼んでいない。甘く見ていたのは自分たちの方かもしれない。

そういえばさー、最近仕事でさーなんて話をしながらスプーンを口元に運ぶ僕ら。うまいうまい、やっぱりこれが蘭州だ、なんて軽快に話していた2人も、いつしか目の前の圧倒的物量に口数が少なくなっていく。

ビールなんて飲まずに水だけで2時間弱、僕らはその暴力的な肉丼に負けてしまった。「すみません、パックください」。あいよ、なんていつものように厨房に引っ込むおやっさん。お持ち帰りに対応してくれるなんてさすが蘭州だ。お残しは地球と蘭州に悪い、お天道様が許しても料理長は許さない(いや優しい人です)。

そんなこんなで2時間弱を丼と水で過ごす蒸し暑い5月の日。確実に太ったし胃にも負担がかかるかもしれないけれども、決して「豊かな暮らし」では出会えない美味さだ。

東銀座の「蘭州」はいつも僕らに学生の頃の気持ちを思い出させてくれる。そうだ、あの頃はみんなでこのバカでかい丼を分けあって食べてたな…。味もさることながら、すげえ量だ負けるな、なんて話をしながら食事をするあの空気がとても居心地が良かった。あれはあれで「豊かさ」だったのかもしれない。

メディア系のことを書くつもりが、気付いたらメシブログになりそうだな…。そういえばここは朝日新聞社も近いので、社員の方もときどき食べに来ています。

そんなわけでひとつ。2人で2000円でした。